大罪と美徳
さて
「もういいですか?」
「その、あの、せめてそのメイドさんに聞きたい事が」
「あ?」
怒りを込めて声を返す
「ひ!?ち、違います!貴方も居ていいので帝国に渡ったかもしれない情報を知れたらいいので!!」
「そもそもまだ起きてないんだけど?」
「は、はは、そうですね、待ってもいいですか?」
「メンズさん一人なら、あと場所を変えます」
「フェンスです。ありがとうございます」
適当に平原にテントを広げる、さてスペナはまだ寝てるし、それまでにスキルでも見るか、欲しいスキルはないけど
SP241
不意打ちSP1
足手纏いSP1
ずらしSP1
生存本能SP5
トリックSP1
コインSP1
ハットSP1
トランプSP1
マジックSP1
鏖殺SP10
全部獲得、次
SP218
金属SP10
熱SP10
憤怒の片割れSP0強制獲得
愛の片割れSP0強制獲得
残酷SP5
基盤SP5
血の契約SP20
こっちはまた変なスキルが、しかし憤怒は分かるけど愛?なんで?
不意打ち
相手に気付かれていない時ダメージ2倍
足手纏い
相手の回避の補正を下げる
ずらし
少しだけなにかをずらす
生存本能
HPが2割になると回避、攻撃の補正が強くなる
トリック
他のスキルと合わせて使える
合わせない場合は隠したアイテムを自分の体の好きな所に出せる
コイン
トリックに使える
ハット
トリックに使える
髪飾りをアクセサリーの枠を使わず装備できる
トランプ
トリックに使える
マジック
トリックを使うためのスキル
鏖殺
千単位で敵を殺すと自分に少しバフ
金属
金属が肌に触れていると触れている数に応じて防御が+10
熱
体温や周りの温度が高ければ体での攻撃に炎上のデバフを与えるようになる
憤怒の片割れ
憤怒の凶呪具が居て初めて使える
愛の片割れ
愛の神器が居て初めて使える
残酷
自分の行動で敵に精神系デバフを与えるとその敵に与えるダメージが2倍 与えたデバフ分自分にバフが入る
基盤
全ての行動の補正が20%保証される
血の契約
自分の血を飲ませる事で人を強制的に従魔、従者にする
色々やばいな、凶呪具と神器ね後で聞いてフギに聞いてみよう
「ん、ん〜?」
「おはよう、スペナ」
「あ、私はご迷惑を」
「大丈夫、大丈夫だからね」
頭を撫でて安心させる
「はい。その、隣の方は?」
「この人は聖騎士長のフェンスさん、スペナに聞きたい事があるんだって」
「そうなんだ、お前が帝国に渡した情報の内容を言え」
「あ、バレ、て」
「スペナ」
「フシン様ずっと迷惑をかけて」
「大丈夫。そうだよね?フェンス?」
「あ、あぁ安心してくれ別に渡った情報を聞くだけであんたに何かするつもりはない」
「ほ、本当ですか?」
「本当だ」
「で、では渡した情報はこの」
そう言いながらスペナは隠し持っていたナイフ10本の内の一つを出す
「ナイフの中に入れた通信用魔道具で送っていました、そしてこれが履歴です」
「確認させてもらおう」
「どうぞ」
そもそも、スペナは王都に行った事あるのかな?
「ふむ」
「どう」
「いや特に重要な情報は漏れてないな、それよりも貴族の黒い部分がわかった、あとはテイマーに関しても送っている」
「なるほど」
「フシン、様?」
「私達の事も?」
「はい、申し訳ありません」
動かない体を無理矢理動かして土下座しようとする
「土下座はダメ、まずは体を休める、それからちゃんと話そうね」
「はい」
緊張の糸が切れたのか、気絶するみたいに寝ちゃった
「さて、もういいですよね?さっさと消えろ」
「ありがとうございます」
さて、帝国は滅ぼす絶対に、ね。でもそれはあと今はスペナが帝国にどんな想いをしてるか分かってからからだね
「フギ?」
「はい、なんでしょう?」
「凶呪具、憤怒の、何処にあるとか知ってる?」
「はい!共和国の封印物保管庫にあります」
「そっか、じゃあ無理か」
「どうしました?」
「スキル、その凶呪具がないと使えないスキル」
「まぁ、色欲や虚飾、暴食よりはマシかもしれません」
フシンは精神系のデバフは効かないので憤怒は大丈夫でしょうし
「じゃあ…………いやなんでもない」
「聞いてください、なんでも」
「…………愛の神器は何処?」
「すみません、知りません」
「そう、まぁ仕方ない」
「あの、一つだけ知ってるのですが」
「なに?」
「その、怠惰の凶呪具はどこの国も所有しておらず、見つかった場所からも動いていません」
「怠惰、持ったら動けなくなるとかで?」
「はい、取りに行ってみますか?」
「いや、まずはあいつをアンデットにするのが先、凶呪具は凶呪具で面倒そうだし」
「わかりました」
確かにそうですね
「ねぇ、所有されてない神器と凶呪具って何個あるの?」
「えっと、共和国が憤怒、傲慢、虚飾、勇気、愛を、帝国が色欲、知恵、節制、希望、嫉妬を、教国が、正義、信仰を所有しています、放置されているのが怠惰、情報がないのが強欲と暴食です」
「なるほどね、教国は知らないけどまぁいいや、強欲ね、たぶんそれは私達が持ってるよ」
「え?」
「スキルを手に入れたらさ大罪と美徳の気配?を感じられるようになってさ、スペナから感じるの、多分強欲だと思う」
「本当ですか?」
「たぶんね」
ん?ここ、は、私は
「スラ!?スララ〜〜!!」
「お、起きた」
「ガウ」
「ガァァ」
「大丈夫?、元気?、マスター、すぐ、呼ぶ」
「ですね、呼んで来ます」
「フシン様は何処に?」
「外で見張りをしてます」
「そうですか」
よかった、私はどうなるのでしょうか、許される訳、ない、ですよね




