傍観と応戦
大量のアンデットか私はここから見てるだけ
「すみません遅れました」
「ギルマス、ここに来たネクロマンサーはいます?」
「…………見える限りではいませんね」
いないか
「召喚」
フツウを呼び出す
「キュ?」
「フツウ、スキルお願い」
「キュ!」
「ありがと」
「フショウ聞こえる?」
『ぷく?』
「スペナに繋いで」
『ぷく!』
『呼びましたか』
「スペナそっちにアンデットは?」
『1匹も来ていませんそれに来たところで、私とジャックがいるのでご安心を』
「私の仲間で死んだら終わりなのはスペナだけだから気をつけて!」
『!?わ、わかりました、お気遣いありがとうございます、フシン、様』
「後もしアンデットに負けかけたらテントを回収してからスキルで呼んで全員呼ぶから!」
『はい!わかりました!』
よしこれでいい、アンデットは対処できてるね
?
「おいお前!ギルマスから離れろ!」
?誰かに怒鳴られた?なんで
「誰?」
「俺達はギルマスを守るために来たんだ、離れろ」
「やだ」
「なんでだ!」
「私はソロだから、大人数のルールに従う理由も義理もない」
「もし、ギルマスが死んだ真っ先にお前を疑うぞ!」
「別にいいよ?」
「俺達は下にいる」
別の人が言って来る
「わかった」
フギ達を隠れさせておいてよかった。召喚
「ごめんね?」
「お気になさらず」
みんな許してくれる
「それより、あいつだな」
「サジタリウス?どうしたの?」
「見えるかわからんが一番後ろにいるぜ」
「ネクロマンサー?」
「あぁ、面倒な事に矢がギリギリ届かない」
「大丈夫」
サジタリウスでも届かないとなると私の攻撃も全部届かないかな
「あのよろしいでしょうか?」
「なに?」
「実はですね、王都から神聖魔法のスペシャリスト呼んでいます」
「なんで?」
「上位アンデットを倒すには回復魔法の最上位か神聖魔法がいるのです、下位アンデットなら要らないのですが」
「へ〜、今いるのは?」
「下位アンデットしかいませんがネクロマンサー相手となると最低でも中位、最高でも最上位のアンデットが来ると思いまして」
「ちなみ最上位のアンデットて?」
「アンデットドラゴンやライフイーターなどです」
「死神とかは?」
「それ神級と呼ばれるアンデットですね」
「なるほど、つまり私達は耐えればいいですね?スペシャリストが来るまで」
「はい」
「じゃあ前にいる人達に伝えないと」
「お願いしても?」
「いやもっと簡単に出来る」
「え?」
「下に貴方の護衛がいるでしょう?あの人達に貴方の声で伝えてください」
「わかりました。す〜は〜、よし、みなさん!」
「「「「「「「!」」」」」」」
「中位アンデットや上位アンデットは神聖魔法や最上位の回復魔法でないと倒せません!そのために神聖魔法のスペシャリストをお呼びしています!到着まで耐えてください!!この事を前で戦っている旅人の皆さんにも伝えてください!!」
「「「了解!!!」」」
「これでいいですかね?」
「たぶんですけどね」
「リーダー!」
「どうした!?」
「ギルマスから伝言です!神聖魔法のスペシャリストが来るまで耐えろと!」
「おっけー!ゴシュ!クレイジー!聞いたか?」
「聞いた!」
「こっちもだ!」
「少しずつ後退だ!」
「「了解!」」
「ブック!マフラー!聞いたな!」
「聞いたぜ〜」
「こっちもよ」
「じゃああんた達どうする?」
「私達も後退するつもりよ」
「俺達もだぜ〜?」
「了解!」
!ゆっくり後退して来てるねよしちょっと出過ぎだったから下がってくれてよかった
「これなら大丈夫かな?スペシャリストはいつ来るの?」
「そうですね、後5時後です」
「なが!!?」
「一応宣戦布告されたすぐ後にお呼びしたのですが遠いので」
ちっ!5時間!?長い、そんなに戦い続ける奴いるかな?




