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8 鏡の戦場②

そんなこんなで残りの人数は30人ほどになってきた。


あとはひたすら地味なプレイングだ。


安全地帯すれすれの草むらや民家に身を隠す。


最終的な安全地帯は首都「リベルタス」となりそうだ。


最終局面で乱戦が始まった。


派手な魔法や剣術が繰り出される。


そして、一人のプレイヤーが生き残った。


見たところ僧侶のようだ。


残りのプレイヤーは俺と僧侶のみ。


俺を探すために手あたり次第の建物を壊していく。


俺はリベルタス中央に位置する塔から高みの見物をしていたのだが、その塔も下部から壊されてしまった。


仕方がないのでカウンター魔法をかけてから、パラセールで地上に降りる。


目の前にいる僧侶に見覚えがあった。


「POTさん?」


POTはポーションの略である。


メメント森で狩りをしているとき、ポーションをくれたので、自然とPOTさんと呼んでしまった。


「あーあのときの」


「POTさんてw」


「すみませんw」


「1次職ってことは転職クエ?」


「そうです。でもPOTさん強そうだから今回は諦めます」


「じゃー取引しない?」


「取引ですか?」


「うん。イベントのダイヤの欠片集めてるだけだから、あとで1位分の欠片もらえたらそれでいいよ」


ありがたい提案だ。


「ありがとうございます。あとで鏡の戦場ロビーで落ち合いましょう」


「あい」


POTさんが安全地帯外へと移動し、ゲームが終了した。

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