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夜多乃鴉  作者: はりまる
夜廻編
9/21

9話

楽「あー、あー。麓くん。今どこにいる?」

麓『…わからないです』

楽「近くに電柱とかない?電柱とかに住所書いて合ったりするんだけど」

麓『…見つかりません』

楽「えぇ…どこまで行ったんだ…山とか?」

麓『赤と白の大きな建物があります』

楽「あ…そう。その一番上にいてもらってもいい?」

麓『わかりました』

通信を切る。

楽は大爆笑していた。腹が捩れんばかりに。

楽「笑鬼でも召喚したのかな…あー、お腹いた」

初「早く向かいましょうよ」

『警察に電話です。自殺しようとする男性が1人。場所は…』

楽「初は麓迎えに行って。虚は僕と。全速力で行くよ」

楽が消えた。

虚「初気をつけろよ」

初「そっちこそ」

楽「まだ追いついてないか」

虚「全然追いつけねぇ…神楽」

虚は楽の隣にいた。

楽「印のついたところに瞬間移動…バケモンだね」

虚「消耗激しいですけどね」

2人は急降下し、ビルの屋上の陰に隠れる。

男性はビルの上から下を覗いていた。

そこで、ドアの前にまで移動し今来たかのように演技をする。

楽「はぁ…はぁ…」

「な、なんだ!」

楽「お、お、はぁ…はぁ…落ち着…はぁ…はぁ…落ちつい、ゲホゲホ」

「いや…君の方が落ち着いたらどうかな」

楽「それじゃ…二分…くらい…待って…」

楽は仰向けになり、呼吸を整える。

未だに陰に隠れている虚はよくわからなかった。

虚「何してるんだ?」

楽は本当に2分ほど、息を整えた。


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