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夜多乃鴉  作者: はりまる
夜廻編
8/21

8話

「テレビのリモコンが見つからなくてねぇ…」


楽「あー。ありますよね、そういうこと」


ずっと楽は笑っている。


虚はそんな先生の背中を見ていた。


時計に向かって喋ったり、なんかしているみたいだけど…何をしているんだろうか。


楽「ちなみに何見るんですか?」


「ほら、今日選挙だろう?だから結果発表が見たくてさぁ」


楽「あぁ、そういえばそうですね。最後テレビつけたのはいつ頃ですか?」


「朝だったような…忙しくて見てなかった気もするけど…」


楽「なるほど…。ああ、あったあった。本の下に落ちてたよ」


「ああ、ありがとうよ」


楽「少し綺麗にしようか?」


「いいのかい?助かるよ」


楽「初―。ちょっときて」



虚「ドア前で待ってろって何してればいいんだか」


春でも夜は少し肌寒い。



楽「うん、これでいいっしょ」


「ありがとうねぇ。まさかお風呂掃除までしてくれるなんて」


楽「ま、これなら1週間くらいは持つかな!」


初「1ヶ月くらいは持ちますよね?」


「どうだろうねぇ。頑張ってみるよ」


楽「それじゃ」


「ありがとうねぇ。警察さんもお優しくなったもんだよ」


楽「いいことしてればいいことが起こるって」


初「失礼しました」


「お嬢ちゃんもありがとうね」



虚「自分は何をしてたんですかね」


楽「番犬みたいな」


虚「は?」


楽「一応さっき、受け持ちとかの話をしておいたから来ないとは思うけど、たまに来るんだよね。荒らし屋みたいな」


虚「荒らし屋?なんすかそれ」


楽「それより麓まだ帰ってこないんだ」


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