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夜多乃鴉  作者: はりまる
夜廻編
6/21

6話

虚「気にくわねぇ」


初「58個か…」


虚「何が」


初「一面の天井にある穴の数」


虚「そんなの数えていたのか。暇だったのか」


初「身体が動かないから」


虚「あの時何された」


初「幻術の類じゃないかな。爪を剥がれる。指を喰らう。手足が切り落とされる。そんな悪夢みたいな」

初は笑顔で泣いていた。


虚「それほどか」


天を仰ごうにもそこには笑っている先生がいた。


楽「ドッキリ大成功―!」


初「いえーい!」


楽「ここまで綺麗に引っかかるなんて面白いなぁ」


仲良く肩を組むこの2人をどうやってぶん殴ろうか。



楽「それじゃ夜廻をしに行きましょうか」


虚「なんだこれ」


楽「夜廻用の服。表は黒、裏は青。基本は黒。場合によっては裏返すの」


麓「場合によって?」


楽「基本、僕たちの仕事って夜廻だからね。これ耳につけてインカムみたいなやつだから」


初「へぇ…つけるのは左耳ね。マイクは?」


楽「この事前につけてもらっている時計。ただのオシャレじゃないんだからね。しかもそれ高いから。給料3ヶ月分くらい飛ぶから」


初「ほえー。ちなみに仕事内容は何するんですか?」


楽「えぇ…わかってて入ってきたんじゃないの?」


虚「ちょっと強ければお金稼げるよって」


楽「あ…そう…」


楽はつらつらと言葉を並べた。


楽「特殊治安維持夜間部隊―夜多乃鴉は警察、消防、病院etc…その辺の補佐。ほら、救急とかお金かかるようになったりしたでしょ。あとは色々。妖退治に取り締まりとか。ほら、何でも屋みたいな感じよ」


虚「えっと…それってどの範囲で?何人で?」


楽「うーん、いろんな場所に行ったりもするけど、大体一都道府県全体が守る範囲かな。人数は大体三十人くらい。今は君たち3人を3年間教えるけど、そのあとは個々でだから」


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