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夜多乃鴉  作者: はりまる
夜廻編
2/21

2話

「はい、注目。君たちの先生をやることになりました。まず自己紹介よろしく」


初「溟初めい・うい。15歳です」


虚「天虚あまの・うつろ。15です」


陸麓くが・ふもと15」


「初、虚、麓だね。それにしても15なんて凄いねぇ。他の子はみんな22とかなのにね。いくら年齢を気にしないと言ってもねぇ。苦労したでしょよく頑張ったね」


初「先生の名前を教えてくれないんですか?」


「ああ、そうだったね。童子楽どうじ・がくよろしく」


虚「どこかで聞いた名前だなぁ…どこだっけなぁ」


初「學先生!年はいくつですかー?」


楽「20歳」


ニヤリと笑うその顔は背筋が凍る。


虚「ああ、思い出した。八頭の一人、神童の楽…だっけか」


初「…6歳で夜多乃鴉に入ったっていう…あの…?」


虚「自分で言っているからそうなんじゃねーの」


楽「それじゃ楽しい楽しい入隊試験始めて行こうかな」


初「入ったらそのまま入隊なんじゃ…」


楽「うん、暁はね。先生たちは話してくれなかったと思うんだけど夜多は仕事がハード過ぎるからね。入隊試験があるの」


虚「入隊試験って筆記ですか?実技ですか?」


楽「もちろん、どっちも」


麓「早く始めよう」


楽「麓がそう言っているけど始めちゃっていい?トイレとかしなくっていい?」


虚「飯、食べたいんですけど」


楽「あ…もうお昼時なのね。いつも夜型だから時間感覚わからなくなるんだよね。ということで筆記試験終わったら昼ごはん食べに行っていいから」


初「マジ…?」


楽「簡単だよ。一問だけだから」



楽「はい。終わり。ね?簡単だったでしょ?」


初「簡単だったけど…どういうこと?」


楽「ほら、早く行かないと食べるもの無くなるよ。1時間後ここに集合ね」



初「なんて書いた?」


虚「全員。お前は?」


初「虚かな」


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