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夜多乃鴉  作者: はりまる
夜廻編
17/21

17話

札がついた鬼は小さくなっていく。まるで札に吸収されていくように。


楽「ほら、札に名前“赤鬼”って書いてあるでしょ。それを本部に連絡する。でもまぁ、“赤鬼”はよく出るから大丈夫だと思うけど」


時計を弄り、連絡を入れる。


楽「鳥頭凱が倒した鬼は“赤鬼”だった。処理は?」


楽がみんなにインカムを叩くようにジェスチャーする。


3人はインカムを叩く。


『赤鬼は研究済みです。燃やしてもらって構いません』


楽「ってこと。麓、赤鬼いらないよね?」


麓「いらないです」


楽「じゃ」


また懐からライターを出して札を燃やす。


楽「これで処分完了」


虚「でもこれならさっきの鳥頭さんでも使えるんじゃないの?」


楽「それがね、この札は視認して初めて使えるの。見えない鳥頭には使えないの」


初「へぇ…それじゃ周りに人がいなかったら処理できないってこと?」


楽「そう言うこと、基本夜廻は人が来るから関係ないけど、基本的に相棒がいるからね」


虚「今日はいないんだ」


楽「基本的に夜廻は人がいるからあんまり出てこないね。余程の人手不足とか外に出る時とかは一緒に出か

けるみたいだからね」


虚「その人は強いんですか?」


楽「一応上衆だから君たちよりは強いんじゃない?」


虚「へぇ…」


楽「もうすぐ5時か…意外と早かったかな」


初「終わりですか?」


楽「うん初日終わり。人が増えてくるから帰る時は上なら黒、下なら青で帰ってね」


『お疲れ様でしたー』


楽「また明日ねー。帰り気をつけて〜」



楽「あれ?虚は帰らないの?」


虚「ちょっと聞きたいことがあって」


楽「あれ?意外と勉強熱心なんだね」


虚「巧技と聖技、神技について」


楽「明日教える予定だけど」


虚「時間があったらでいいんで、軽く教えてください」


楽「それじゃ帰りながら教えようか」


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