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第八十九話 奴隷ディーラーの牢獄体験



「うわっ!!」


 屈強なふたりの衛兵に引きずられ、騎士団詰所の地下牢獄へと連れて来られた。冷たい地面に投げ出され、一瞬目に火花が走ったかと思うほどの衝撃を受ける。


 深く呼吸をし、どこもケガをしていないかを感覚で確かめ、ゆっくりと上半身を起こす。


 僕が何とか起き上がったことを確認すると、衛兵たちは無言のまま、鉄格子の扉を施錠して立ち去った。あとに残るはこの無罪で捕まった奴隷ディーラーと、他に何かの理由で捕まった者たちだけだ。


 狭い牢獄内で気配を感じ、辺りを見渡す。

 明かりのないこの場所には、その気配だけで数名が存在するのを感じる。前世で牢獄などに入った覚えはないが、もう少し人権てモノを考えて欲しいところだ。せめて明かりがあれば、ここがどのような状態かわかるのだけれど、夜目が利かない僕はしばらくじっとして、この暗闇に目を慣らす必要がある。


「おい。何見てんだよ」


 その暗闇から声がした。

 うっすらと目を凝らしていたのを、睨んだと思われたのだろうか。よくある因縁をつけられた被害者のような気分のまま、その声に返事をする。


「あ、すみません。まだ暗闇に慣れていないもので」

「そんなこと、どうだって良いんだよ。お前が俺を睨んだことには変わりない」


 これはまた面倒くさい奴に絡まれてしまった。

 今の僕は奴隷ディーラーというジョブには就いているが、それ以外はただの16才の男だ。特にケンカに秀でている訳でもないし、ここで格好よく相手を叩き伏せ、流れで仲間にするなどというカリスマ的な存在でもない。


 おたくに恫喝されて、今も心臓がバクバク鳴っている気弱な少年ですから、ここはひとつ勘弁してください。少しでも気持ちに余裕がある者なら、こんな冗談も言えたのだろうに。しかし生憎だが、僕にそんなセンスや愛嬌など皆無だ。


「お気を悪くされたなら謝ります。この通りただの人族ですからご勘弁を」


 まさに平身低頭といった風に相手に謝罪する。なにごとも事を荒立てては損を被ると、前世で学んだ気がする。両親だったか、それともあの苦手な祖母だったか。幼き頃誰かに学んだその処世術を今になって実践することになろうとは、あの人たちが見たらさぞかし驚くだろうな。


「その人族だからって言う言い方が気に入らねえ。俺たちに対する当てつけか?」


 しまった。この場にいる者は人族ではなかった。

 決定的なミスを犯したと後悔するも、このあとの言い訳が思いつかない。獣人や人獣のなかにも人族を嫌う者はきっといる。それはペイルバインでも学んだことだったはず。


 Q.王都に来たことで浮かれたのか?

 A. いや、国境警備隊の非道は忘れるはずがない。でもつい。


 Q. 何を言っている。うっかり忘れていたでは済まないぞ?

 Q. 現にお前はこの窮地をそのうっかりで招いたのだ。それをどうここで説明出来る?

 Q.

 Q……。


 そう自問自答――いや、自問ばかりに責め立てられながら、僕は自分に迫る殺気に戸惑いながらも、このピンチをどう潜り抜けようかと考え込む。そして結果は何も出て来なかったが正解だ。


「なんとか言えよ。そのツラをボコボコにされてえのか」

「えっ、いや、その……」


 ようやく目が暗闇に慣れてきた。

 薄っすらと闇の中に見える、僕を責める者の輪郭。耳は……三角だな。だとしたらやはり獣人か人獣か。キミたちが僕ら人族を恨む気持ちは、あの事件でわかっている。だからここはなんとか穏便に。


 などと都合よく話は進まない。

 数名の獣人たちに取り囲まれ、僕は再び未曽有の危機に見舞われてしまう。フッと鼻先をかするようなパンチ圧を感じると、タラりと温かいものが鼻腔から流れ出す。


「うぐっ!」

「キャハハハハ! ざまあみろ。人族め」


 暗闇から甲高い笑い声が聞こえる。

 鼻血を出す僕がその場で顔を押さえると、続いて腹部に蹴りが。手加減しているのか、それほど痛いものではなかったが、目下鼻血ブー中の僕にとって追撃は大問題だ。



        ― 殺される ―



 それだけが頭をよぎる。

 未だ姿を確認出来ない謎の集団に囲まれ、僕は無残にも牢獄のなかで、この短い転生人生を終えるのだ。



         ― 嫌だ ―



 とっさに怒りにも似た気持ちが湧いて来る。

 そもそもなんで僕がこんな目に遭わないとイケないんだ。不条理すぎないか。少し目が合っただけで殴られ、蹴られ。あまりにも理不尽な暴力に、僕の我慢が限界を迎えそうになる。さきほどまで事なかれ主義だったはずが、その舌の根も乾かないうちに、ずいぶんと大きく矛盾したものだ。


 自問自答の自問担当が呆れるほどに、僕のイラつきテンションがどんどんと加速する。何も前世と同じ生き方をしなくたって良いじゃないか。そんな考えが突然ポッと生まれた。


「うわああああ!!」

「――!!」


 夢中だった。

 生まれた感情のまま、闇の中へと突っ込んでいた。止めどなく流れる鼻血を無視し、チカラのままに相手を殴る。僕がやられたことをそのままお返しするだけだ。それのどこが悪い。


 開き直り、怒り、相手を罵倒する。

 拳が。

 骨が。

 相手に当たるたびに痛むのを、あふれるアドレナリンの手助けもあってか、どうにか忘れることが出来たのを感謝しながら、ただひたすらに相手を打ちのめした。


「や、やめろ!」

「人族のくせに生意気だぞ!」


「ああ。なんてことを……」


 幼い声が周囲から聞こえ、牢獄内が一気に騒がしくなっていく。それを聞きつけてか、バタバタと鉄格子の外から階段を下りる音が響き、再び屈強な衛兵たちが姿を現した。


「何をやっているんだ!!」


 初めて聞く衛兵の声。

 そんな声だったんだと思う間もなく、素早く鉄格子を解錠した衛兵たちによって、僕と闇のなかの敵は引き離される。そのとき、前回は持っていなかった松明で僕らを照らす、衛兵の余計な気遣いによって、暴力の虜となった未熟な奴隷ディーラーは、相手の存在を確認してしまった。


「あ」


 そんな声が洩れ出た瞬間、


「ぎゃああ!!」

「――!!」


 明かりによって照らされた僕の敵だった者が、衛兵の持つ槍によって貫かれた。


 ドクドクと流れる血。

 それはもはや僕の鼻血など、比較することすら敵わないほどの量で、冷たい地面を埋め尽くしていく。見るからに致命傷を与えられた僕の敵だった者は、すでに虫の息となり、ぼんやりと天井を眺めたまま、近付く死を黙って受け入れようとしていた。


「ど、どうして――」


 そう衛兵に抗議しようと声を荒げた。

 けれども、鉄格子のなかの僕には、彼らに対する発言権など与えられていなかったのだ。


「ぐふっ!!」


 腹部に走る激痛。

 衛兵の蹴りが僕のお腹を強打し、胃の内容物が少し逆流する。なす術もなくその場にうずくまる僕に、もうひとりの衛兵が吐き捨てるように言った。


「牢獄内での争いは処刑対象、ただし人族は厳罰にとどめよ。これがこの西門騎士団詰所のルールだ」


 圧倒的差別。

 圧倒的理不尽。

 圧倒的不条理。


 頭のなかを目まぐるしく回るパワーワード。

 


   ― ただし人族は厳罰にとどめよ ―



 おかしい。

 王国騎士団セナ・レイフェルトの話と、まったく違う王都の現実。


 王国は獣人たちとの争いを、避けたかったんじゃないのか。


 揉め事になることを、この国が極力避けていたと思っていたのは、僕の勘違いなのか。


 それとも初めから黒狼族を黙らせるため、セナが僕を騙していたのか。


 さまざまな憶測が僕の精神を刺激する。

 

 裏切り。

 疑惑。

 猜疑心。


 セナの顔が浮かんでは消える。

 現状を知り、目の前で死に絶える寸前の人族以外の者。これを見て、衛兵の言葉を信じざるを得ない状況下で、どうセナの言葉を信じられようか。


 彼女も所詮、(まつりごと)の駒だった。


 そう納得するしかなかった。


 打ちひしがれる僕を見て、フンと鼻を鳴らす衛兵。


「消えた松明を差し替えに戻ってくれば、こんな争いを犯しおって……貴様が人族でなかったら即刻首を落としてやったのに」


 すでに僕の精神は奴らに分断されていた。

 信じた者がウソで、信じたくないモノが現実。

 突然、口のなかを酸っぱいモノが込み上げる。


「ぐ……ぐぼおふえぇぇっっっ!!」

「クッ! 汚いモノを見せるんじゃない!」


「オイ。こんな奴ら放って、上に行こうぜ」


 吐き気と共に、胃のなかのモノをすべて、地面へと吐き出してしまった。精神のムカつきが、胃のムカつきへと転じ、制止する隙もないほどに、ビチャビチャと外へ出ていった。


 そんな僕をイラついた声で罵倒する衛兵たち。

 ツンと牢獄内を充満する吐しゃ物の臭いに負けたのか、それ以上僕らを責め立てることなく、鉄格子を再び施錠し、この場から去っていった。


 シンとする牢獄。

 隣では、ヒューヒューとかすれた呼吸音を奏でる、血の海に浮かぶ()()()の子供が。なぜ気が付かなかったのだろう。僕を挑発するその相手が、こんなに華奢な獣人の子供だったことに。


 牢獄にもたらされた、松明の明かりが彼を照らす。

 僕に出来ることは決まっている。たとえ衛兵たちに勘繰られようとも、僕には黒狼族を救う義務がある。アルテシアから始まった些細な因縁が縁となり、そこから派生した黒狼族統領の処刑まで。これらの禍根すべて、僕らがきっかけを作ったようなモノなのだ。


 その果てに魔狼化したあのグレングレンという男。

 彼の無念も僕が背負う。たった今、そう決意した。


「ど、どうするんだよお前……」

「そんなこと言ったって、どうしようも……グスン」


「ああ。父上になんと言えばいいのか」

「黙れ! こうなれば僕らも後を追うぞ。いいな?」


 あたりを囲う黒狼族の子供たち。

 この集団のリーダーだったのか、目の前で死にかける彼を気遣い、狼狽える黒狼族たちに向かって、僕は言った。


「大丈夫。僕がこの子を救うから」


 全員の懐疑的な眼差しを一身に浴びながら、僕はステータス画面を立ち上げた。




 ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※



「ここは……」



 血の海に沈むはずだった黒狼族の少年は目覚めた。

 すでに傷は消え、彼の顔にも血の気が戻っている。当然、血の海だった地面は、今は跡形も残っていない。


 それなりに良い服を着ていたので、これも元へと戻した。そのすべてを【リセット】した僕は、むくりと上体を起こす彼に声をかける。


「気が付いたかい。ごめん。僕のせいで」

「お、お前!! ……が……俺を?」


 甲高い声で驚く少年に黙って頷く。

 自分の体を確かめ、あの衛兵に貫かれた腹部の傷がないことを知った彼は、驚愕の眼差しを僕に向ける。そして、自分の胸に湧きあがった疑問を、僕にぶつけようとするが、それは周囲の仲間たちによって遮られた。


「パニシャさま! 良かった……良かった!!」

「うわあああん!! パニシャさまああああ!!」


「これで父上に顔向けが出来る……」

「お前、そんなことよりもだな!」


「お前たち……」


 仲間に詰め寄られ、僕への質問をしそびれる少年。

 彼ら仲間同士の絆を見せられ、僕も自分の仲間たちのことを思い出す。


 あれから少し時間が経ったけれど、アルテシアたちは心配していないだろうか。まさか僕が書状を持って行っただけで、騎士団から牢獄に幽閉されているとは夢にも思わないだろう。きっと彼女は黙って僕を待っているに違いない。


 その隣ではいつまでも出て来ない僕に、焦れたジーナが怒ってたりするんだろうな。白狼族たちやリサメイなんかはどっしりと構えて、昼寝でもしているんじゃないだろうか。ロジやペイトンも同じか、それともペイトンに関しては、王都には到着したし、もうすでに僕らのメンバーとは別れてしまったかも。


「お、お前はカーディナルの者か」

「え?」


 少年の問いかけがよくわからない。

 カーディナルって何だっけ? 僕が首をかしげていると、少年は焦れたように詰め寄って来た。


「聖職者かって聞いてるんだ! こんな術が使える奴はあいつらしかいない」

「聖職者……ああ。回復魔法ってこと? それとはちょっと違うな」


「ち、違うのか……なら、どうして……」


 どうも僕を僧侶か何かと誤解している少年。

 説明も難しいし、このさきどうなるかもわからない今、彼らに秘密をばらす必要もない。こんな時はわらって誤魔化すしかないと思い、笑顔で務めることにした。


「と、とにかく助かった。あ、ありがとう……それと、さっきは済まなかった」

「いや、僕も急に殴ったりしてごめん。ちょっと怖かったんでつい」


 肝心なことを言い忘れていたというような顔で、少年は僕に頭を下げる。とりあえず根は良い子のようだ。


「あ、鼻血が出たままだが」

「あ、うん。平気だよ。すぐ止まるだろうし」


「聖職者でもなく傷を治せるのに、自分の傷は治せないのか。不思議な奴だな」


 痛いところを突いて来る少年。

 僕もそれが言いたい。【リセット】は僕には効かない。奴隷だけだ。そう言えば彼も奴隷にしたんだった。


「ごめん。実は僕、キミの傷を治すために、仕方なくキミを奴隷にしてしまったんだ」

「えっ? あっ!」


「あっ! パニシャさまの首に赤い首輪が!」

「うわあああん。パニシャさまが奴隷になっちゃったああ!!」


「ああ! またも父上に叱られてしまう……!」

「ど、奴隷ディーラーだったのかこいつ!」


 今頃気付いたのか、少年があわてて自分の首元を触りだすと、周りの者たちもつられて騒ぎ出す。あまりうるさくすると、またあの衛兵たちがやってくるので、勘弁してほしいところなんだけど。


「そっか。お前、奴隷ディーラーだったんだな」

「うん。紹介が遅れたけど、僕は奴隷ディーラーのヨースケだ」


 赤い絆に手をやりながら、意外と冷静な少年に自己紹介をする。いや、しまった。奴隷ディーラーって言ってしまったら、余計に【リセット】のことが説明つかなくなってしまうな。


 そんなミスを誤魔化すべく、僕はあわてて彼の【赤い絆】を解除しようと首元に手を伸ばす。


「なっ!? なにをする!」

「えっ? あ、ああ。【奴隷解除】を……」


 少年が叫んだ。

 なぜか首輪を外されることを拒否する彼に、その理由を説明するが、なおさら首輪を死守するようにして、彼は首を横に振り出した。


「だめだ! どうせこの先、俺たちは奴隷に落とされるんだ。だったらお前の奴隷になる方がいい!」

「キミ……」


「お、俺の名はパニシャだ! お、覚えとけ! あ……主よ」


 獣人の顔なので、細かい表情まではうかがい知れないが、少し照れたように自己紹介をするパニシャ。しかし困った。牢獄でケンカして、流れで奴隷(なかま)にしてしまった。


「お、おい。人族の奴隷商よ」

「――?」


 別の黒狼族の子供が僕に詰め寄って来た。

 何かと思う暇もなく、他の子どもたちも集まって来る。全員が決意したような目つきで、僕をじっと見ているが、もしや……。


「えっと。な、何かな?」

「パニシャさまが奴隷になられたんだ。当然僕らもそれに追従するに決まっているだろう」


「ええっ!? ほ、本気かい?」

「当たり前だ! 早く我々を奴隷にしろ」


「お、お前たち……俺のために……」


 四人のうち一番背の高い少年が、僕に命令する。

 さっきからパニシャの従者でもあるような物言いをする彼ら。もしかしてパニシャは黒狼族でも地位が高い子供なのか。奴隷になった自分を追って、自ら奴隷になろうとする仲間たちを前に、パニシャも少し感動している。


「さあ。早くしてくれ。あとがつかえているんだ」

「えっ!? あ、はい。じゃ、じゃあ……」


 思わず彼らに了承してしまった。

 仕方なく、それぞれに【奴隷契約】を施す。

 そして少し半べその少年の首に【赤い絆】が現れたころ、最初に奴隷になったパニシャの仲間のひとりが、緊張した声をあげた。


「しっ! また誰か下りて来るぞ」

「「「「――!!」」」」


 彼の声に全員が身構える。

 なるほど。牢獄では看守や衛兵が来るたびに、こんなにも緊張するものなのか。初めての牢獄経験のためか、変な所で感心してしまう。


 コツコツと響く足音が、階段の終わりを告げる。

 鉄格子の前に現れた人物は、あの衛兵たちではなかった。薄い紫のコートの下に見える装備で、騎士だということはわかる。あのマスカレイドのような、身体のラインに沿った鎧を身につけた女性。胸の辺りがとてもじゃないが、直視出来ないくらいの暴力的な存在感。身長は僕よりも高く、金髪の巻き髪は華やかさを装う。そして凛とした表情は、アルテシアたちにも引けを取らないほどの美を、この空間にまき散らしている。


 こんな薄汚れた牢獄にまったく似合わない存在。

 そんな謎の女性が、どうしてここに。


 全員が呆気にとられるなか、女性が口を開く。


「ここにヨースケと言う者はいるか」

「――!?」


 耳を疑った。

 僕はこんな女性を知らない。なのに相手は僕の名前を知っていて、しかもこんな場所にまで尋ねてきたのだ。誰なんだ彼女は。そんな疑問が頭をよぎるなか、


「どうなのだ。いるのか。いないのか」

「えっ、あ、はい! ぼ、僕です!」


 僕をジロリと睨む美しい青い瞳。

 返答が遅れたことを責めるような眼差しで、小さなため息をつく。


「お前か。ヨースケという者は」

「す、すみません。でも、貴女は……」


 彼女の言葉によれば、どうも僕のことは名前しか知らないらしい。誰に聞いたのかわからないが、とにかく彼女が何者か知りたかった。


 またも小さくため息をつく女性は、仁王立ちのままその問いかけに応えた。


「私はお前を連れ出しに来た者だ。黙ってここを出るがいい」



 謎の女性騎士との遭遇は、僕にとって吉兆となるのか。



ここまでお読みいただきありがとうございます。

次回もよろしくお願いします。


 

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