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妹:4月

「経済学修士号をお持ちですか……はぁ……」

「ですが……修士号は何とか取れましたが、このまま研究者の道に進むのは……」

「何か……問題でも有りましたか?」

「いえ……理系でも大学の研究者としては食べていくのが厳しい時代ですから……まして文系だと……。なので、この辺りで研究者になる夢を諦めようと思ったんですが……女で文系の修士号持ちだと逆に就職先が無くて……」

「はぁ……そうですか……。では、登録しておきます。御仕事が見付かりましたら……また連絡を差し上げますので……」

 ようやく姉が入っていた人材派遣会社への登録に漕ぎ着けた……。

 私が大学に入る直前……姉は死んだ……。忘れもしないホワイトデーの日だった……。

 それから……6年間……この会社の事を調べ続けた……。

 そして……判った事が有る……。

 十数年前……派遣法改正に伴う政治スキャンダルの最中(さなか)のホワイトデー……その日に全てが始まったらしい事を……。

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