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とあるアラサーの日記  作者: 猫の玉三郎


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十月

10月1日(土)

はあ、もう10月か。早い。



10月2日(日)

信じられるか。なんにもしていないのにもう23時なんだぜ。



10月3日(月)

21時だ。やることをリストアップだ。


洗いもの →できた

洗濯して干す →できた

食材を小分けにして冷凍 →できた

お米あらって予約 →できた


おめでとうございます。コンプリートです。



10月4日(火)

おどろくほどになにもしなかった。

もういや。



10月5日(水)

賞味期限がだいぶ切れたヨーグルトの処理について早急に検討しなければ。



10月6日(木)

最近冷えてきた。寒い。

そう思って厚着した日にかぎり、夏のように暑い。なんでだ。



10月7日(金)

そろそろ服を整理せねば。


【今度ユニクロで買うもの】

・長袖の肌着

・カーディガン

・ルームウェア

・他、いいのがあったら


ユニクロはいい。安くて作りがしっかりしてる上に、サイズとカラーバリエーションが豊富。もう全身ユニクロでいいけど、さすがにそれは女子としていかん。だが。このまま年をとってもユニクロは着続けるだろう。なんなら死装束もユニクロがいい。



10月8日(土)

おいしいものを食べるのは好き。

ただ準備するのと後片付けがめんどう。

仙豆ひと粒で三日食べなくていいならそれがいい。



10月9日(日)

トイレットペーパーの在庫がひとつしかない。

あと一週間くらいはもつかな……



10月10日(月)

やばい、最後に野菜たくさん食べたのっていつだっけ。思い出せない。



10月11日(火)

下着をネットにいれて洗濯するも、なぜかネットから飛びだしているこの現象に名前をつけたい。なぜおまえはネットから脱走するんだ。



10月12日(水)

頭が働かないや。



10月13日(木)

コンビニの新商品スイーツおいしかった。

ふわっふわのシフォンケーキにクリームが入ってて、苺ジャムがアクセントになってる。おいしい。


ただ生クリームで胃がもたれる今日この頃。



10月14日(金)

ゆーちゃんに今度二人目の赤ちゃんが産まれるらしい。その調子で頑張ってくれ。少子化に貢献してくれ。


私は来世、がんばる。



10月15日(土)

《闇ポエム》


さみしい、さみしい、と泣く私の心は、孤独と、焦りと、憂うつな思いに溺れていく。


人はひとりでは生きられない。


だけど、私の周りには誰もいない。全てをさらけ出して「助けて」と言える人なんかいやしない。


また傷つくくらいなら独りがいい。

特別な人が私から去っていくのは、もう嫌なの。


そう思っていても、懲りずに人の温もりに焦がれてしまう自分が、弱くて、キライだ。



10月16日(日)

昨日の私はまた闇ポエムを作ってしまったようだ。(ようだ、と言っても私のことなのだけど)

私のなかで時々うまれる、病んだキモチ。普段の明るい私しか知らない人は、きっと信じられないだろう。まあ、誰にも見せるわけではないから、かまいやしない。元気な時に見返すと、自分でも笑えてくる。だけど明るいわたしも、暗いワタシも、ぜーんぶ私なんだ。


なんてバランスがいいこって。



10月17日(月)

家の中はその人の精神状態を表すと言うけど……

みごとに散らかっている。



10月18日(火)

ああああああ牛乳買い忘れた。



10月19日(水)

朝はあったかいカフェオレと決めている。ほうじ茶オレでも可。なのに昨日の私がやらかしたせいでそれが飲めなかった。だというのに今日も牛乳を買い忘れた。



10月20日(木)

今日、ついにリンスインシャンプーに手を出してしまった。シャンプーの後に、コンディショナーをつけ、すすぐという面倒な手順から解放される。非常にラクだ。その上お財布にも優しい。


残り少ない女子力を、またひとつ手放した。



10月21日(金)

おもしろいものを見つけた。ネガティブな発言の後に、「わたしが美しすぎて」という言葉を付け加えると、とんだオモシロ文章になるらしい。最新作の闇ポエムで、それをやってみようと思う。


さみしい、さみしい、と泣く私の心は、孤独と、焦りと、憂うつな思いに溺れていく。

——私が美しすぎて。


人はひとりでは生きられない。

——私が美しすぎて。


だけど、私の周りには誰もいない。全てをさらけ出して「助けて」と言える人なんかいやしない。

——私が美しすぎて。


また傷つくくらいなら独りがいい。

特別な人が私から去っていくのは、もう嫌なの。

——私が美しすぎて。


そう思っていても、懲りずに人の温もりに焦がれてしまう自分が。弱くて、キライだ。

——私が美しすぎて。


……ケッサクだ。

(美しすぎるのも、問題である)



10月22日(土)

目を覚ましてベッドから出る。

これにまずHPががりがりと削られる。



10月23日(日)

久々にあちこち回って、人と会って、おいしいものを食べた。ダイナミック充足感。

今日だけはリア充と名乗ってもいいと思う。



10月24日(月)

眠れないからと開きなおって夜更かしする。中途はんぱに寝たら朝起きれないと思う。


なのに強烈な睡魔におそわれる午前五時。



10月25日(火)

今日おとなりに、顔がイケてるメンズが引っ越してきた。ご丁寧に焼き菓子の詰め合わせをもらった。神がかってるくらいのイケメンだった。もったいないので、お菓子はしめ縄で囲って、しばしまつることにする。


その間に私は、各地に散らばった女子力を探しに行かなければならない。戻ってこい。私の女子力。出動の時だ。(リンスインシャンプーがまだたくさん残っている。使い切ってから次のを買うことにする)



10月26日(水)

世の中はハロウィンですな。

いつからこんな公式イベントになったんだ。



10月27日(木)

明日は金曜日。もはや休みといっても過言ではない。



10月28日(金)

突然、後輩の加藤ちゃんが意味不明なことを言ってきた。


「センパイはぁ、今度のハロウィンパーティの仮装、何するんですかぁ? あたしぃ、魔女にしよっかなぁって思っててぇ」


そんなもん、しらん。なんじゃ仮装パーティって。めっちゃ楽しそうじゃないか。


「……え、それ知らないんだけど」と言ったら、急にあわて出して「ごめんなさぁーい」と去って行った。


パーティに誘われなかった。

私が美しすぎて。(いい言葉だ)



10月29日(土)

いまこの瞬間を生きている。

これだけで褒められてもいいと思うの。



10月30日(日)

祀っていた焼き菓子の賞味期限が今日までだと知る。早えーなオイ。



10月31日(月)

職場のキャッキャした子らと、独身のメンズ共が、早々と帰っていった。……アレに行くんでしょう、アレに。街にもアレな格好した女子がうじゃうじゃいた。


私もひとりでコッソリ、ゾンビメイクをしてみた。恥ずかしくて、その後すぐに顔を洗った。


すっぴんも、充分ゾンビだった。

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