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28 王都へ

結局、王都まで行くはめになりそうです。


四頭立ての馬車二台、騎馬兵十騎。歩兵は無し。

スピードが優先です。揺れる馬車の中でも打ち合わせは続いていた。大まかな地図で諸侯とその領地の説明も受けた。


人柄については伯爵様が独断と偏見で追補してくれた。


王都に集まって対策会議と言っても、まぁまとまらないだろうな。という辺りも伯爵様と意見が一致。


こちらの体制は確立済み。後は諸侯がどこまでごねるか。というのが悩みの種。王様も多分同じなんだろうなぁ。


討伐隊は少数精鋭で。幾人かは当てがありそう。

良かった。独りじゃない。


ただ、毒殺事件の件は未解決なので王都でも安心は出来ない。かと言って、件の公爵を糾弾もできない。そこは、護衛のお仕事と言うことで話はついた。


きちんと統制が取れていれば、辺境に至るまで網ははられている。もしも帰ってこない偵察隊がいたら、フォローも入る。


準備は整っている。留守になる領地も衛兵の大半は残っているのと、指揮系統をハッキリさせてあるので心配もないだろう。


流石にどなどなしてきた馬車とは違う。しかも四馬力。そうだよね、馬が四頭だから、四馬力だよね。


順調にのを越え丘を越えて馬車は順調に進んで行く。

半分以上は未開拓地。農地になる村も街道沿いが多いはずだけど、林やら荒地が多い。開墾も大変だろうなぁ。


後は人が生きていくのに大切もの。水とか塩とか。足りないと、結局人は生きて行けない。


家畜の飼育もある程度の土地を巡回しながら、土地が死なないように。

「クローバーとかカブとか輪番で育てることで土地がやせ細るのを防止できます。」

いずれその境地にたどり着くんだろうけど、飢餓にたいする対策として伯爵様にレクチャーを

「土地はやせ細りませんし、家畜の餌ができるので生産性もあがります。」

その次のランクになると、巨大な土地を使った農耕や、食物プラントによる食物の生成などこの世界では実現できないのでそこどまり。


「下策ではありますが、森を焼いて一気に開墾、先の輪番を取り入れつつ広げることで人口増にもなりますが、今度は塩などの必需品が不足するので岩塩の大巣窟でも発見しないとつらいですね。私見としては人が増えて一箇所に集まるようになると、それに比例してトラブルも増えますので今ぐらいのままがよいかと思います。」

「聖女様は統治についてもお詳しいのですな。」

「いえいえ、いずれこの国でも同じようなことを考え、失敗して考える。たぶんその繰り返しになると思います。」

「この一連の騒動が落ち着いたらいろいろためしてみたいものですなぁ。」


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