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19 まどろみ以上熟睡未満

「ヴァネッサちゃん、護衛対象のコト知らなくて勤まるのかなぁ?」

「じぇ、ジェナさんから引継ぎ受けましたから大丈夫です。」

「ほんと?」

布団をかぶった状態で問い詰める。

「は、はい。」

「それじゃお休み。下の階から音がしても気にしないでね。」

「え?」

「別に何かが這い上がってきたりはしないから。」

もぞもぞ。と布団の中に入り込む。

「あの~、それって何が?」

手だけ出して、おいでおいでの合図。


その瞬間、下の階からギリギリという擦り音が。

「ひぃ。」

「らいじょうぶ~」

寝るために自ら酩酊状態になったあたしがそこにいた。もちろんその前に工作を仕掛けてある。明日の朝に出来上がっていればいいなぁとは思いつつ。

ギリギリギリ

別に寝ようと思えば他の脳内物質も動員して三秒で寝れる自信はある。ただ、そこまでしないで半ねぼけの状態を保っていた。

「怖くにゃいから~。椅子もって近くにおいで~」

「は、はい。」

ちょっと震えてる。もう一息、あと二押しくらい?

「く~」

そっと近づいてきたときに、補助脳に指令を出して完全覚醒する。

がばり。

獲物を捕らえて布団の中に引きずり込む。

とりあえず、ブーツを脱がせて。ぽいっと外へ放り投げる。

「いや、やめてくださいぃぃぃ~」

「ふっふっふっふっふ。」

「はぅぅぅ~」

胸をもまれてあきらめるヴァネッサちゃん。

「布団の中に硬いものは持ち込まないように。」

「あ、はいっ、でもでも、ぁ~~ぅ~~」

下着だけは残してあげる。

そしてがっちりと抱きついて。

「就寝。」

自分の寝相がどんなだかはよくわからない。寝ていたらそれを見れないから。だけど朝の惨状からいろいろと察してはいた。とりあえず、抱きつき癖。まくらでもなんでも可。男の子はまずいけど女の子ならいいやという倫理観。

いえいえ、ノーマルですよ。危ないノーマルがアブノーマルです。


とりあえず、夜は長い。ゆっくり休むことにする。


Zzzzz....

百合してない百合会です。

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