感染者 3
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死神で掃除をした結果頭がそこら辺に転がり死体もそのままと言うかなり面倒だが仕方ない
「死体は無視して机と椅子を階段前に並べるぞどんな置き方すれば良いのか分からないから橘指示してくれ」
三階に降りてまだ顔色の悪い三人にやることの説明をしつつ近い教室に入りなるべく音を立てないように運ぶ
この学園の三階は非常階段を含め四つ有るが非常階段は鍵がかかっているので今回は無視する
(やはり階段だからか?死体も少ない)
階段前には死体が無いし下から来る事も無いので素早くバリケードを作る
橘監修の下で四人手分けして作業するが勿論死神を使い周囲の警戒は欠かさない
約二時間掛かったが一度も襲撃なく(二階から上るヤツ等は死神が倒したが)バリケードを作り終えたので女子三人には現在生徒会室で休んでもらっている
その間に死神にお使いを頼むと言っても一番やりたくないギャンブルなのだか
「近くのコンビニから弁当とパンを取ってきてくれ…弁当六個とパン十個かごに入れてな」
死神と視覚の共有ができないから何か物を頼むと本当にランダムで手当たり次第持ってくるから本当に恐い
(スナック頼むとペットフード持ってくるからな)
昼飯を死神に頼み今の内に廊下に残っている肉塊や血、それと割れた窓ガラスを死神と同じ黒い粒子を使い呑み込み綺麗にする
血は無視しておくと害にしか成らないし血から感染する可能性があるため死体と同じく残さないように分解して消滅させる
廊下だけでなく教室やトイレも含めて10分程で窓が割れてる綺麗な三階校舎に直し生徒会室に向かう
午前11時28分
◆◆◆
コンコンコン 三度ノックをする
「俺だけど入ってもいいか?」
生徒会室の中にいる三人に声をかける
「…えぇいいわ」
少し間が空き白川が扉を開ける
生徒会室内は長机三つとパイプ椅子が九つと毛布それと何故か冷蔵庫と石油ストーブがあり遥香と橘は冷蔵庫を漁っていた
「…飯は少し待っててくれ今取りに行ってる」
「そう」
「シュウ先輩そろそろ黒いアレ教えてください」
橘が不安気に聞くと白川も緊張しだした
「…説明という説明は無いけどな…小学生位から使えて能力は分解、今は人形にして扱える事と使えば使うほど俺の考えや捉え方が狂って来てることぐらいしか俺も分かってないな」
「?どゆこと??」
遥香故に分からずか…いや白川と橘も分かってないだろうな
「簡単に説明すると…動物…いやペットの方がいいか?まぁいい。人を見ても「あ、人だ」程度にしか感じないし女性の裸を見てもペットのオスかメスを確認してるとしか感じないと言うわけだ」
遥香はまだ分かってないけど白川と橘は何となく理解した感じかな
「もっと分かりやすくとなると…あぁ人を殺しても何とも思わないし感じない今だと肉人形の事かな壊しても何とも思わない」
今度は遥香も理解した様だな
「まぁ気にすんな俺はまだ肉人形側の考えができてるからな」
白川と橘が納得とやっぱりと表情を変えがまた緊張を戻すがある程度察しているので無視しようかな
「俺の事はこれで、問題は山積みだからな。まず飯だがこれからも俺が取りに行くがその代わりの報酬を要求はしない」
白川と橘は報酬を要求しないと言ったことで困惑とホッとした様だまぁ無理もないフィクションでもこの状況に成ったら男は女に求む対価などたかが知れてるしな
「俺は二つの事を守ってくれればいい」
白川は覚悟した感じで橘はまだ困惑気味、遥香は…分かってない
「まず一つ他の生存者だがそっちで対処してくれ。中に入れるも弾くもな、ただし増えた分の食糧は調達しないし増えたら俺の分しか今後盗らない
二つ目はヒステリックに俺を巻き込むな面倒だから」
そう言って部屋の窓を開ける、すると死神が窓から入ってくる頼んだ物を持って来たらしい
「飯が来たし話は終わりにしようまずは食べようか」
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