プロローグ
プロローグなので短いです。そして文章が拙いですが見ていただけたら幸いです
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今日で終わらせる……
そして俺はビルから飛び降りた
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俺の名前は武田 真也。17歳の高校生だ。高校生といえば楽しい学校生活を想像するだろう。部活に文化祭、それに彼女なんかもできるかもしれないというような。しかし、俺を取り巻く環境はひどいものだった。家庭内暴力(いわゆるDVってやつだ)や同級生に吊るし上げられ金を取られ殴る蹴るなどの暴行を受けるような毎日。そんな中、一人だけ親友だと思っていた友達がいた。そいつの名前は高野。いつもニコニコして、俺と仲良くしてくれていてずっとこの先も仲良くしていけると思っていた。そいつだけが心の支えだった。しかしそれは俺が「思っていた」だけだった。何でも、先生の評価をあげるために、俺と仲良くしてるように見せてただけらしい。最初は先生がクラス内でのイジメは注意していたが、最近俺にされることを黙認するようになってから高野の態度は180度変わった。俺のイジメに積極的に加担するようになった。そして、まるでゴミを見るような目で俺を見ていた。この時、俺はこの誰も味方がいない世界で生きていくことをやめた。もし、次があるなら、俺は何かをやられるような奴になるんじゃなく、やる奴になってやると心に決めながら……
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目が覚めた。
ん?俺今さっき死んだはずだよな?目が覚めたっておかしくねーか?もしかしたら死に切れなかったのかもしれないなと思いつつ立って辺りを見回そうとすると……立てない
怪我がひどくて立てなかったに違いない。状況を知りたい。仕方ないから誰か呼ぼう。
「あえあー(誰かー)いあえうあー(いませんかー)」
ちょっと待て、今変な声じゃなかったか?もう一回試してみよう。
「あえあーいあえうあー」
声帯までおかしくなったらしい。まぁこのあとどうせ死ぬんだから関係ないか。と思ってどうやって死ぬか考えていると
「ーーーーーーっーーーー」
という声がかけられた。全く記憶にない声だし何を言っているのかさっぱり理解できない。その方向を首だけ動かして見てみると……
やっぱり見覚えのない人がいた。そして何故か帯剣してた。ここにきて、俺は自分が読んでいた小説にこんな状況があったのを思い出した。確か異世界転生とか言ったっけ。そして自分の手を見つめてみると、自分の手ではなかった。小さくて可愛いらしい赤子の手だ。やっぱり俺は異世界転生したらしい。前世での願いが聞き届けられたのか、もう一度人生を歩み始めることになった。歪んだ価値観を抱きつつ……
2日に1回のペースで更新を頑張ろうと思います。