楽しかった日々…そして現実
あの遊園地での絵美の言葉…。
『もう来れないんだ…』
なんで…なんでなんだ?考えていてもわかるはずもない。
「とにかく、絵美と話せば…」俺は、走った。「絵美…何処に…」教室を覗いたが絵美の姿は、無かった。
「くっ…何処にいるんだ…」俺は、走り続けた。窓から入る光は既に赤くなっている。
「後は…」ギイィー─
「屋上だけだ…やっと見付けたよ…絵美」絵美がこちらを向く。
「小林…くん…?」
「絵美…やっぱりわからないよ…なんでだ?なんで…もう…」
「あのね…?私…病気なんだって…治らない…病気…なんだっ…うっ…うっ」フェンスに寄りかかっていた絵美がしゃがみこむ。
「えっ…?ナオラナイ…ビョウキ…?」そんな…そんなのありかよ!?ただ一緒にいたいだけなのに…それも叶わないのかよ!?
「絵美…」肩に触れる。ドサッ─絵美が力なく倒れる。
「絵美…!?どうしたんだ!?取り敢えず保健室に…」
保健室に入ると病院と同じ独特な臭いが鼻を通る。
「先生!絵美が倒れて!」
「七原が!?」俺の慌て様に事態の重さを察した先生がスグに病院へ連絡してくれて、救急車で運ばれる。
「それで…絵美は…?」先生に尋ねる。
「原因不明…我々にもわからないんだ…すまない…」そう云いながら先生は、頭を下げた。
「なんで…なんでだよ…なんで絵美が!」俺の頬を冷たいものが流れる。
「晶さん」何処からか聞こえる声 周りをみても人影は、なかった。
「晶さん…サミですよ」脳内で響く声の主は、あの日突然現れ突然居なくなったサミのものだった。
「サミ!突然いなくなって…」まだ目から溢れ出している。
「ゴメンナサイ…七原さんの事が気になって…神様に話をしていたんです」サミが申し訳なさそうに云う。
「それで…絵美は助かるのか!?」涙を手で拭い聞く。
「助かる方法は、あります…でも、晶さんも覚悟が必要です…」
「なんでも…助けられるなら!」俺は…絵美が好きだから…助けられるのは、俺しかいないんだから!
「わかりました。では、説明します…」
「わかった。それで、絵美が助かるんだな?」
「はい」
絵美を助ける方法…それは、絵美の夢に入り込み病の原因を除去する事…失敗すれば二人とも死ぬ…。
まず始めに…ごめんなさい(_ _)私こと早川眞治 忙しすぎて更新しておりませんでした…。
久しぶりに書く話は、登場キャラとか忘れちゃいますね(´ω`;)忘れないようにしっかり書きますか…早川眞治でした。