デート
七原 どんな格好でくるんだろ…。
俺は、その時を今か今かと待ちわびている。
「小林君ごめんね待った??」
絵美のちょっと落ち込んだような顔
「いや、今来たところだ」
定番である言葉をかける。まあ、本当に今来たような気分だ
「そっかよかった♪」
ぱぁっと笑顔に なる やはり、笑顔の方がいぃな
「じゃあ-行こうか」
俺は、そう行って駅に向かった。
(今日は、サミもいないから楽だな)
『お留守番中でつまらないサミです…つまらないんで七原さんと晶さんがデートをするまでの経緯を話しちゃいますよ-』
挨拶やお昼ご飯を仲良く食べて、登下校も一緒にするようになったお二人です…って事で次の課題は、デート!!それしかありません…と云うことでサミは、お留守番でデートに行きました。
え??時の流れがおかしい??登下校とかの話がない??そこまで話したらサミが疲れちゃいますよ(笑
「遊園地なんて久しぶりだよ-」
絵美は、嬉しそうな笑顔を見せる。
「俺も久しぶりだな-」
雑談をしながら向かうと早く着くもんだな。
「小林君 遊園地だよ!!」
子供の様にはしゃいでいる。
「フッ」
その姿をみて笑ってしまう。
「なに-??」
絵美は、頬をちょっと膨らませる。
「いや、何でもないよ。さぁ何にする?」
「ん-アレがいい!!」そう云って絵美が指さしたのは…『コーヒーカップ』…(最初にコレか…まぁ強く回さなければ)
「よし、行くか」
そう云うと絵美は、晶の手を掴みコーヒーカップに向かった。
「ちょ…まぁいいか…」
晶は、顔を赤くしながらも笑んで向かった。
コーヒーカップの後もジェットコースターでバンザイしたりお化け屋敷で怖くて抱きついてきたり…楽しんでいた。
夕日がそろそろ帰る事を告げた。
「七原じゃあそろそろ帰るか」
晶が云う…すると「後少し…最後にアレに乗らない??」
絵美が指さしたのは、観覧車だった。
「ああ…」
そう云って、二人で観覧車に乗り込む。
「今日は、楽しかったよ有り難う」
絵美が笑顔で云う。
「ああ、また来ような」
晶の言葉に絵美の顔が曇る。
「ごめん…もう、来れないんだ…」
「えっ…??」
その後 絵美が口を開くことは、なかった。
こんにちは、早川 眞治です。更新が遅くてすいません。