教室で昼食を
キーンコーンカーンコーン─
「よし、終わったぜ」
生徒が待ちに待った昼休みに突入した。
『晶さん晶さん』サミが話しかけてくる。
(なんだ?)
『そんなに寝ていると、大変じゃないですか?』
(うるせぇっ!!そんな事のために呼びかけるな!!)晶は、イタいところを突かれて怒り気味に言う。
『あと-』
(なんだ??)
『七原さんを昼食に誘って下さい。私は、一週間までしかいられませんから』
(なに!?そんな漫画みたいな設定って!!)晶は、驚きと戸惑いで慌ててしまった。
『まぁまぁコレは、小説ですし-いいじゃないですか-長くなるとイロイロ大変ですし』サミが笑いながら凄いコト言う。
(む??小説??大変??なんのコトだ??)晶は、首を傾げている。
『だから-』(わかったわかった。もういいから、何にも聞いてないからな。)神にしか わからないコトとして流す。
『それより…早く昼食を』サミが思い出したように言った。
(おう!!)そして、晶は、絵美に近づいていき…
「七原-一緒に昼飯食わないか?」
緊張…返事を待つ時間が長く感じる
「うん いいよ」
絵美は、笑顔で、答えた。
「サンキュー」
晶は、そう言って、席に着く。
「私とご飯なんてどうしたの??」
普段話もしないので疑問に思っているようだ。
「ん?クラスメートだから仲良くしたいじゃん??」
本当の事など言えるはずもなくそう答えた。
「そっか…そうだよね」
笑顔で返してきた。
そんな感じで昼食を楽しんだ。
(午後の授業は、寝るか)
『午後の授業も!!ですね』
晶は、サミの発言を無視して、眠りについた。