挨拶作戦!!
「よっしゃ-!!燃えてきたぜ!!まってろよ絵美!!」
晶は、何故か叫ぶ。
『でも、七原さんと話したこともないですよね?』サミが冷静に言い放つ。
「くっ…そうだった!!どうすれば」
頭を抱えながら言っている。
『まずは、挨拶です』ビシッと指を立てながら(見えないから立てているような感じで)言っている。
「基本からだな。うむ…任せろ!!まずは、着替えて学校に行くぞ」
晶は、そう言って準備をしはじめた。
『いつから七原さんが好きなんですか?』
「知りたいか?」
晶は、なぜか笑いながら言っている。
『はい!!』サミも元気よく答える。
「つか…神様の使いならわかるんじゃないのか?」
答える前に小さな疑問をぶつけた。
『そこまでは、こうやって一人の人につけば心までわかりますけどね』簡潔に説明する。
「そうか…じゃあ今は、口に出さなくても考えるだけでわかるんだな?」
晶は、そう言いながら理由を頭の中で描いた。『そうでしたか-』
「よう七原お早う!!…これでいいか?イヤ-」
挨拶の練習をしている。挨拶を練習っていうのもおかしい話だが。
『そんな感じで行きましょう』またも指を立てているような感じで言った。
「到着!!(絵美は-居た)」
『さあ晶さんいきましょう』
「おう」
誰にも聞こえないような声で返事をして、絵美に近づいていく。
「お早う!!七原」
緊張をしながらも自然な感じで挨拶をした。
「お早う小林くん」
びっくりした後に笑顔で挨拶を返してくれた。
『作戦成功です!!コレから欠かさずに挨拶して下さいね』サミが言う。
「おう!!わかってるぜ」
こうして挨拶作戦は、成功だった…がまだまだ道は、長そうだ。