ナイトラン家
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
カインとアーレンはナイトラン家へ来ている。
「タイミングが悪くてごめんね、カイン」
「いや僕のほうこそタイミングが悪くてごめんなさい、継母さん」
カインは継母のディアナに答えた。ガルドは家を不在にしている。今回もカインはガルドと話せなかった。
「ガルドは遠征から帰ってきたんだけど直ぐに王宮へ呼ばれてしまったの」
「なんでも魔物討伐の為にサンダランド国と同盟を結ぶ事になったらしいわ」
「同盟…きっと国にとって良い事ですよね」『父さん大変そうだな』
カインはディアナからガルド不在の理由を聞く。冒険者であるカインとアーレンに国の事は分からない。
ディアナの目が輝く。
「アーレンさん、ちょっと時間をちょうだい」
「えっ…はい」
アーレンがディアナに連れていかれた。
「どうしたんだろう?」『…まぁいいか』
アベルと話をしながらカインはディアナとアーレンを待つ。
ディアナとアーレンが戻ってきた。
「へぇ…」
カインは感嘆の声を出す。カインの前に現れたアーレンは化粧をしてドレスを着ている。
「うちは両方とも男の子だったから…こういう事が出来なかったのよね」
「使用人の子も恐縮して着てくれなかったし」
話すディアナは機嫌がいい。アーレンは恥ずかしがっている。
「かっこいいアーレンさんが綺麗なアーレンさんになっちゃった」
アベルが驚く。ディアナは自慢気になった。
「アーレンさんは着飾った姿も素敵なんですね」
「あれ?どんな時もだから結局アーレンさん自身がって事かな」
思った事を何も考えずにカインは口にする。
「はいはい、「アーレンさんが」ね…オシャレし甲斐がないわ」
カインの言葉を聞いてディアナは呆れた。




