港町の道具屋
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
ポーションを納品する為だけにウォータンド国を巡りたくはなかった。冒険者の仕事が出来ないからである。
「ポーションの納品どうしましょうか」
「そうだな…とりあえず道具屋で相談してみよう」
カインとアーレンは港町の道具屋へ入店した。
「いらっしゃい」
道具屋の店主が出迎える。
「ポーションの納品に来たんですけど…」
「相談したい事があるので聞いてもらってもいいですか?」
ポーションの納品についてカインが切り出した。
「はい…何でしょう?」
「ウォータンド国でポーションを納品したいんです」
「でも冒険者の仕事もしたいんですよね」
「つまり…ウォータンド国を巡らずポーションを納品したい、という事ですね?」
「はい、そうなんです」
店主はカインの言いたい事を理解する。
『この人は大量に納品する人だよな、大量の納品は利益が大きい…』
「分かりました、私が間に入りましょう」
「こちらに納品してもらえれば私のほうで国に流通させます、どうですか?」
店主が提案した。カインとアーレンは顔を見合わせる。
「お願いします!」
「ただ、私も利益が欲しいので買取価格を少し安くさせて下さい」
「それとリフィル・ポーションが人気なので個数が欲しいです」
カインが話を受けてから店主は条件を追加した。
「いいですよね?」
「あぁ、しょうがないと思う」
カインとアーレンは条件も受け入れる。店主はニヤリと笑った。
「今日のところは…」
「ヒールとハイ・ヒールを二十、…」
「デトキシとデパライとデスリプとサネティを五、…」
「リフィルを四十、いや五十でお願いします」
店主は納品数を指定する。
「次はもっと買い取れるように在庫置場を用意しておきます」
「分かりました」
カインが店主に返事をしてカインとアーレンは指定された数のポーションを納品した。
カインとアーレンは道具屋を後にする。
「納品の手間が減らせて良かったですね」
「あぁ、そうだな」
「ウィンダンド国の道具屋でも同じように納品できるか話してみましょう」
「そうしよう」
ウォータンド国の宿屋で一泊してからカインとアーレンはサンダランド国へ戻った。




