魔法の想像
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
カインとアーレンは再び城下町の外にいる。
「我に従う光の精霊…」
「我が魔力を糧として彼へ色を与えよ、カラ」
カインは魔法で服の色を変えた。
「この魔法で服の色を変えられます」『でも…使う状況を想像できないな』
とりあえずでカインは魔法を想像している。カインはオシャレに興味がない。
「そうだな」『私も得意でないがカインに似合う色の服でも選んでやりたいな』
アーレンはカインに答えながらカインの事を想っている。
「我に従う光の精霊…」
「我が魔力を糧として我らへ幻視を与えよ、ヴィジハル」
アーレンは魔法で自身の姿を映し出した。
「おぉ…」
「今は私達に対して使ったが、魔物に対して使えば攪乱になると思うんだ」
感動しているカインにアーレンは説明する。
「我に従う光の精霊…」
「我が魔力を糧として我らへ多くの幻視を与えよ、メニ・ヴィジハル」
カインは魔法でアーレンの姿を多く映し出した。記憶の中にある様々な時と姿のアーレンをカインは映し出している。
「お、多いな…これだけ映し出せば威嚇にもなるかもしれない」
「…ん?日常生活の私は映す必要がないだろう」
「…何か恥ずかしいから消してくれ」『こんなに色々な私を…』
無意識なカインの想いを受け取ってアーレンは恥ずかしい。
「失礼しました」
カインはアーレンに言われて魔法を解く。アーレンも魔法を解いた。
魔法の想像は続く。
「我が魔力を糧として我へ不可視を与えよ、インヴィジ」
アーレンは魔法で自身の姿を見えなくした。
「ヴィジハルとは逆に姿を消す魔法も有用だと思うんだ」
姿の見えないアーレンから声だけがカインに聞こえる。
「どこにいるか分からないですもんね」『アーレンさんが見えないのは残念…』
アーレンの声にカインは答えた。
「もう一つ、姿を見せない魔法を考えたんだ」
「カインに試してもいいか?」
アーレンは姿を現してカインに頼む。
「分かりました、どうぞ」
「ありがとう、じっとしていれば危険はない」
アーレンの頼みをカインは断らない。
「我が魔力を糧として彼から光を奪え、ダーク」
アーレンの魔法でカインは闇に包まれた。
「アーレンさんどころか何も見えない、これは困るな…」
カインは感心している。アーレンは直ぐに魔法を解いた。カインに光が戻る。
カインには気付いた事があった。
「何気に…呪文が違いましたよね?」
「あぁ、それも試してみたかったんだ」
「呪文は必要な情報を含めれば意外と自由なのかもしれない」
カインとアーレンは呪文の可能性も知る。
光魔法は想像できた。しかし想像したい魔法が他にもある。
「光魔法じゃないんですけど想像したい魔法があります、いいですか?」
「あぁ、私も想像したい魔法がある」
カインとアーレンの二人は光魔法に限らない様々な魔法の想像を始めた。音を操ったり、火を変化させたり、翼で空を飛んだり、呪文も変えてみる。魔法の想像は楽しかった。




