龍との再会
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
サンダランド国へ戻る為、カインとアーレンは港町へ向かう。港町に着くと日が沈んで薄暗くなっていた。
「この時間じゃ船がないな」
「そうですね、今日のところは宿屋に泊まりましょう」
その日の船をカインとアーレンは諦める。
夕食を食べてからカインとアーレンは夜の浜辺で海を眺めていた。
「綺麗なものだな」
「はい」
カインはアーレンに答える。周りに人はいない。二人だけの世界だった。
『ん?あれは波か…何か変だな』
遠い海の不自然な波にアーレンが気付く。その不自然な波が二人に近づいてきた。静かにリューウィスが顔を出す。
「また会ったな、二人とも」
不自然な波はリューウィスだった。
『おぉ…』「こんばんはリューウィスさん」
「こんばんは、カイン、アーレン」
カイン、アーレン、リューウィス、が挨拶を交わす。
「二人はウォータンド国に来ていたんだな」
「はい、ウォータンド国に用があったんです」
「用を済ませたので明日の船でサンダランド国へ戻ろうと思っています」
カインはリューウィスに説明した。二人の状況を聞いてリューウィスは喜ぶ。
「そうか…サンダランド国だな、私が送っていってやろう」
「いえ、そんな…申し訳ないので大丈夫です」
リューウィスの申し出をアーレンが断った。断られてリューウィスは寂しい。
『もしかして…リューウィスさん、送っていきたかったのだろうか』
表情が分からないながらもアーレンはリューウィスの気持ちを察する。
「すみません、やはり送っていってもらえますか」
「早くサンダランド国へ向かいたいので」
「もちろんだ、サンダランド国まで送っていこう!」
リューウィスはアーレンに答えた。そしてカインとアーレンを空気と一緒に海水で包んでサンダランド国へ運ぶ。
『リューウィスさんは水を操っているんだよな…』
『という事は水魔法で同じ事が出来るかもしれない』
『あっ、魔法の船とかあったらいいかも!』
運ばれながらカインは新しい魔法を考えていた。




