この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
土魔法を想像する為、カインとアーレンは城下町の外に向かう。町中でなければ他の人に迷惑を掛ける心配がない。
「確か「畑を耕すのに土魔法を使う事がある」と言っていたな」
「サンダランド国にあった魔導書屋の店主さんですよね」『耕すか…』
カインとアーレンは土魔法の使い方を考えていた。
「我に従う土の精霊…」
「我が魔力を糧として我へ土を与えよ、ソイル」
カインの魔法で土の塊が宙に現れ浮かぶ。
「我が魔力を糧として彼へ波打つ大地を与えよ、ウェイブ・グランド」
カインの魔法で土の塊の下にある地面が波打ち始める。やがて大きくなった波が土の塊を飲み込んだ。
「なるほど、地面を波打たせれば魔物の動きを封じる事が出来そうだ」
「その上で攻撃する事も出来る」
アーレンはカインの魔法に感心している。
「あっ、地面の下で魔石になったら回収が大変ですね」
「なら動きを封じる為に使えばいいんじゃないか?」
「魔物の足元だけを地面が飲み込めば魔物は動けなくなるだろう」
「なるほど、そうですね」
カインとアーレンは二人で意見を出し合って魔法の使い方を模索していく。
カインの魔法を見てアーレンの想像力も刺激された。
「我に従う土の精霊…」
「我が魔力を糧として我へ土を与えよ、ソイル」
「我が魔力を糧として彼へ石を与えよ、ストン」
アーレンの魔法で宙に浮いた土の塊を石が穿つ。土の塊が瓦解する。
「我が魔力を糧として我へ土を与えよ、ソイル」
アーレンの魔法で大きな土の塊が宙に浮かぶ。
「我が魔力を糧として彼へ多くの石を与えよ、メニ・ストン」
アーレンの魔法で多くの石が土の塊を穿ち、土の塊は瓦解した。
「おぉ、石も土魔法なんですね」
「確か石や有機物なんかの混合物が土だったと思う」
「石は使い勝手が良さそうですね」
カインはアーレンの魔法に感心している。
「我に従う土の精霊…」
「我が魔力を糧として我へ土を与えよ、ソイル」
「我が魔力を糧として彼へ砂を与えよ、サンド」
カインは魔法で土の塊に砂をかけた。土の塊に変化はない。
「我が魔力を糧として彼へ岩を与えよ、ロック」
カインの魔法で土の塊を岩が圧し潰す。
「石の大きさを変えてみたんですけど砂は使えないですかね…」
「いや、土の塊に効果がなかっただけで魔物なら視界を奪う効果があると思う」
「なるほど」『それなら魔法が活かせる…さすがアーレンさん!』
カインとアーレンは新たな魔法を得た。