鍛錬場
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
アーレンは剣の鍛錬を毎朝の日課にしている。今日は鍛錬場で剣の鍛錬をしていた。
「アーレンさん、おはようございます」
「起きたのか、おはようカイン」
カインがアーレンに合流する。
今までカインはアーレンと剣の鍛錬をせずに内緒で眺めていた。自分にはスキルがないと諦めていたからである。
「僕も一緒に剣の鍛錬をしてもいいですか?」
「もちろんだ」
今日からカインはアーレンとともに剣の鍛錬に励む。
カインは自分の剣を持っていない。カインの剣は魔法剣である。
『刃が巨大ならいいって事はないよな…』
『アーレンさんの剣みたいなのが実用的だと思う』
カインは魔法剣の形を変える事にした。巨大な剣は扱い難い。
「我に従う雷の精霊…」
「我が魔力を糧として我へ雷の刃を与えよ、サンダ・ブレイド」
カインの魔法でナイフの刃が雷の刃に変わる。魔法剣を持ってカインはアーレンの太刀筋を真似しようと試みた。しかし上手く真似できない。
『刃の大きさを調節したのか…』「カイン、ちょっといいか」
「はい」
カインの様子を見てアーレンは声を掛ける。
「私は普段から魔物の姿を思い浮かべて鍛錬している」
「魔物に対して剣まで含めた自分の体を…どう動かすか、どう動かせるか」
「それを考えながら鍛錬するんだ」
アーレンはカインに助言した。
「なるほど…剣も想像が大事なんですね、太刀筋の想像って感じかな」
「そうだな、太刀筋の想像という感じかもしれない」
「後は…繰り返す事で無駄がなくなり動きが洗練されて速くもなる」
カインはアーレンから剣を学ぶ。
ブロンが鍛錬場にやって来た。
「寝室にいないと思ったら二人で剣の鍛錬してたんだね」
「朝食だから呼びに来たよ」
ブロンはカインとアーレンに声を掛ける。
「じゃあ今日の鍛錬は終わりにして、行こうカイン」
「はい」
カインとアーレンはブロンとともに鍛錬場を後にした。




