魔力の回復
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
カインとアーレンは道具屋の売り場へ戻る。
「目を覚まされたんですね」
店主がアーレンに声を掛けた。
「はい、おかげさまで…」
「ご迷惑をお掛けして、すみませんでした」
アーレンは店主にも謝る。
「いえいえ、気にしないで下さい」
「こちらは大量のポーションを納品してもらえてありがたいんですから」
店主はアーレンを気遣う。アーレンは納品したポーションの報酬を店主から受け取った。
「魔力切れになったのは初めてですか?」
「はい」
「一日安静にしていれば魔力も戻ると思いますよ」
店主はアーレンに助言する。
「そうなんですか…」
「…でも魔法を使った時の疲れのようなものがないんですよね」
「えっ?」『確かに言われてみると…魔力切れになったわりに顔色がいいな』
アーレンの状態は店主の知っている魔力切れの状態でなかった。
「試しに魔法を使ってみたらどうでしょう?」
カインがアーレンに提案する。
「そうだな」
アーレンは鞘に納めたままの剣を構えた。
「我に従う風の精霊…」
「我が魔力を糧として我へ風を与えよ、ウィンド」
アーレンの魔法でアーレンの周りを下から上へ優しい風が流れる。
「使えた…」
「使えてますね…魔力が回復している」
アーレンと店主は驚く。
「実は…魔力が切れたなら僕の魔力を分ければ回復すると思ったんです」
「上手くいきました!」
カインは嬉しそうに話した。
『やっぱり自分の普通に囚われるのはやめよう…』
『…魔力の回復なんて出来ると思わなかった』
店主は呆気に取られている。
『やっぱりカインは私に過保護な気がする…』
『…カインに負担を掛けないように気を付けよう』
アーレンは気を引き締めた。




