魔導書屋
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
カインとアーレンは城下町に到着する。魔導書屋を探した。大通りには見当たらない。
「あっ、看板が出てますね」
カインが看板を見つける。魔導書屋は大通りから脇道へ入った場所にあった。
カインとアーレンは魔導書屋に入る。
「いらっしゃい」
魔導書屋の店主が二人を出迎えた。店には棚があり、棚には魔導書が置いてある。
『あれ?何か足りない気が…』
カインは違和感を感じた。
「試用室はないんですか?」
アーレンが店主に聞く。
『あっ!』
カインは気付けなかった。思わずアーレンのほうを向く。
「えっ、試用室?」
「あぁ、他の国から来られたんですね…」
「他の国と違ってウィンダンド国は魔法使いの方が少ないんですよ」
「だから利益も少なくて試用室を置く余裕がないんです、ごめんなさいね」
「いえ、そんな…大変なんですね」
アーレンの言葉に店主は寂しそうに笑う。
回復魔法、火魔法、水魔法、雷魔法、風魔法、防御魔法、と魔導書は六種類が置かれている。回復魔法以外の魔導書は基本の一つしか呪文が載っていない。回復魔法の魔導書はヒールとハイ・ヒールが載っていた。
『呪文が載っていなくても魔法は使える』
『色々とカインに頼っているから私も色々と出来るようにならないと…』
アーレンは六種類の魔導書を購入したい。アーレンは六種類の魔導書をレジへ運ぶ。
『このお客さん、鎧を着てるけど魔法使いだったんだな』
「いいんですか?ありがたいですけど気を遣って頂かなくても…」
店主はアーレンが店の利益を気にしていると思っている。
「いえ、単純に私も魔法を使えるようにならねばと思って購入したいんです」
「相棒は六種類を見事に使いこなしていますから」
アーレンはカインのほうをチラリと見ながら店主に答えた。アーレンは六種類の魔導書を購入する。
『使いこなしてる…えへへ、僕は魔法を使いこなしてる』
アーレンに認められるとカインは嬉しい。最高の気分である。カインが最高の気分のままカインとアーレンは魔導書屋を後にした。




