報告
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
カインとアーレンは孤児院に長居していた。
「そろそろ私達は失礼します」
アーレンが切り出す。
「せっかくだから夕飯食べて泊まっていけばいいじゃないか」
「飯代と宿代も浮くだろう?」
リックが引き留める。
「伴侶がいるので」
アーレンが答えた。伴侶は隣にいるカインである。
「僕も妻がいます」
カインもアーレンに続いた。妻は隣にいるアーレンである。
「えっ、冒険者なのに結婚してるのか…」
リックは驚く。
「正式にはお金を貯めて冒険者を引退してからなんですけど…」
「二人で一緒に生きていこうと約束しました」
カインはリックに結婚の報告をした。
リックとレイリアの事も気になる。
「リックさんは結婚しないんですか?」
「俺はレイリアと結婚なんて…」
アーレンに聞かれてリックは口を滑らせた。アーレンは「レイリアと」と言っていない。
「あっ、いや、そうじゃなくて…」
自分の言葉に気付いてリックは慌て始める。
『レイリアさんの事には触れないでおこう…』「いつか妻を紹介しますね」
レイリアの事に触れずカインは話を変えた。
「そうだな、いつか…引き留めても悪いし奥さんに宜しくな」
「はい」
カインとアーレンはリックに返事をして孤児院を後にする。




