夕食
この物語はフィクションです、実在の人物や団体とは関係ありません
「」で囲まれた箇所は口に出した言葉、
『』で囲まれた箇所は心に思った言葉、になります
アベルがカインとアーレンを離さない。カインとアーレンはナイトラン家で泊まる事になった。ディアナ、アベル、カイン、アーレン、の四人で夕食を食べている。
「アーレンさんの事を聞いてもいい?」
ディアナがアーレンに聞いた。
「はい…」
「…私はサンダランド国で剣士の家に生まれました」
「女は誰かが決めた別の剣士の家に嫁いで子を産む事を求められます」
「それを受け入れられずに私は冒険者になりました」
アーレンが自分の事を話す。それを聞いてディアナが驚きの表情になる。
「本当に冒険者なのね…」
「はい、嘘は吐いていません…性別は隠していましたが」
アーレンがディアナに答えた。
「私は世間に逆らおうなんて考えもしなかった…」
「アーレンさんは強いのね」
ディアナがアーレンを評価する。
『ディアナさんも受け入れてくれた…』「ありがとうございます」
「…でも私は弱かった、視野が狭くなっていました」
「カインに出会っていなければ私は今頃この世にいなかったと思います」
アーレンはディアナに答えてからカインのほうを向いて微笑む。
「女剣士って大変なんだね…でもアーレンさんは強いよ?」
一緒に聞いていたアベルは話の意味する事が分かっていない。
「ありがとう」
アーレンはアベルにも微笑む。




