平凡な僕の性〜片目魔眼の少年〜

　極々普通に学校生活をおくっていた僕、月原浩二はアホトリオのメンバーとして仲良く日々を謳歌していた。それこそよくある本のエピソードの様な一般的物語だった。
　そんな平和ボケの日々もつかの間……。
　涼しくて寒い、春の放課後。
　桜の舞い落ちる木の下、僕は関わってはいけない出来事に首を突っ込んでしまった。

　そして僕は知ってしまった。
　社会の裏側で起こっている物騒で残酷なもう一つの物語を…。