雇う側と雇われる側 異なる世界観
「ももっぺ」が子ヤギの頃は、近くの幼稚園とか展示場に出稼ぎに行って、自分で用意した有料オヤツを子どもに食べさせて貰って、お腹と財布を肥やしていたものだメェ。
最近は子ヤギ達をプロデュースする側の裏方になっているメェ。
雇う側と雇われる側。
両方を知る「ももっぺ」だから…
給料は貰うものなのか?
それとも稼ぎだすものなのか?
お互いの気持ちはわかる気がするメェ。
雇う側は、支払う単価分の働き以上の期待してしまう。
雇われる側は、極端に言えば時間を拘束さえするものの貰えるものだと確信している。
懇意にしてくれる地方都市の老舗和菓子屋さんのシャチョーさんと話をしていると現実的な悩みを耳にするメェ。
コロナで県外からの観光客が途絶え、道の駅等に納めていたものが売れない。
1個160円の和菓子を作るのに要する原材料費は30円。
そこに個別包装、乾燥剤などで15円。
機材などの固定資産に光熱水費。
それに加えて人件費。
仮に1個あたり30円の利益があったとして、時給900円のパートさんを雇うには1時間あたり30個以上売り捌いてくれないと赤字が膨らんでしまう。
道の駅とか駅のお土産コーナーとかは販売の手数料も発生する。
最低賃金は決まってるから同じ給料を払うなら人当たりが良くて、時間を有意義に使ってくれる人がいい。
人材を投入して、売上が上がらなければ給料の原資は他の誰かが稼いできてくれたものを頂いている状態ということメェ。
誰だって最初は素人からのスタート。
「ももっぺ」も子どもたちから有料おやつを貰うときは、最初は上手くできなかったし…
いかに自分に、
いかに床に落とされないように、
いかに課金をさせるか?
を考えていたメェ。
「ももっぺ」は充実していたメェ。リア充だったメェ。
でも、ふと我に返ったときに、他のヤギたちの満足度が低く、職場のモチベーションが下がっていた事に気がついたときの話は別の機会にするメェ。
学びにこれで終わりというものはないはずで、知識や経験が深まれば、新たに学ぶべきものが自ずと見えてくるはずだメェ。
ダル○ッシュさんだって、今も尚研究してるし探究心のバケモノさ加減がハンパないメェ。
「ももっぺ」も○茂さんからフォークボールのコツと駆け引きの考え方をコーチングしてもらいたいメェ。
話は戻って…
最近では、コンビニスイーツも充実し、シャ○レーゼのような規模の企業が老舗和菓子屋を傘下に入れてクオリティーの高いものが安価で手に入るようになってるメェ。
それに比べて知名度が低い地方のお菓子屋さんはSDGsに取り組んだところで、消費者が買ってくれるのか?とは決して言い切れないメェ。
SDGsの普及は難しいメェ。