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第52話 誹謗中傷.流る血涙(けつるい)

 英士の勤務先 会議室


【流る血涙けつるい


《見た目には


 見え無いのです


 心の傷は


 笑顔の奥の


 流る血涙けつるい


 笑顔の奥で血の涙を

 流しているなんて気が付きもせず

 誹謗中傷を繰り返したのでしょう? 


 悪気はなかったと言うのでしょう? 


 同じ思いさせられても

 あなたは傷付かない質だから

 人の心の痛みがわからないの? 


 見た目には

 見えないでしょうけど

 血の涙が止まらないのです


 あなたのした事の

 責任は取れるのですか? 


 杉「重たい詩ね……」


 英士「杉さん…… 【流る血涙】(ながるけつるい)の詩は、 あの事故の桜王風歌さんが書いた物なんスけどね……その詩を元に記事書こうと思ったら、俺の文章には凄い主観が入っちゃって……とてもじゃないけど記事に出来ないです…… これは彼女の事を支援したい。助けたい。第三者という立場の想いとして。彼女や、ご家族の Twitter とかの想いに対する文章として載せることにします……」


【その後の未来】



《責任を


 持てるのならば


 良いけどね


 傷付けた人


 その後の未来》


 不特定多数の人が延々人を批判して。その後の未に影響を及ぼす事もあり得ると考えた事はありますか? 言う事は自由だけど、その後の本質とは別の所まで責め立てていくのはどうなんだろう? 


【言えるのですか】


《アナタのね


 家族がいじめ


 受けて尚


 いじめ無かった


 言えるのですか》



 こんなにも、こんなにもっ。沢山の子供達が、ご家族が泣いているのにどうしたら分かる? いつもいつも同じ様な言い訳ばかり。頭下げても心が無いよね。こちらは分かってる。それでも気が付かないで、アナタの方が間違ってるって言い続けるんでしょうね


 アナタの家族がいじめを受けても、誹謗中傷されても『いじめはありませんでした』の説明で納得出来る? 『助けて下さい』って訴えると思うよ? 理不尽な言い訳や、隠蔽に屈するまいと。家族を救う為真実を知りたいと願うはずだよ。自分の家族を助けてくれ。と訴えて『人権を侵害された』と憤って戦うはずだよ


 貴方が傷付けた人も同じ

 その人にも『人権』があるんだ


 ご家族が助けたいと

 真実を知りたいと

 戦っているのだから

 何故そのような事をしたか

 真実を語り

 謝罪しなければならない


 違いますか? 


 自分だけ良ければという考えは間違っていると思うよ。もし貴方が傷付けられても、誰も助ける気にならないから


 被害者は尚更だよ


 それ位被害者は苦しんでいるんだから



 何年


 何十年


 永遠に


 苦しむ


 心の傷は塞がらないんだから


【どの顔して】


《いじめっ子


 自分の子にさ


 どの顔して


 いじめはダメよ


 伝えるんだろね》


 #いじめは犯罪です


 英士「これでも抑えたんですよ……俺。お年寄りに対して虐待に近い事をして。溺れそうになった方と、助けようとした彼女は一歩間違えたら…… それなのに罪を彼女に着せようとしたんですよ? 会社だって…… 彼女の従姉の女の子だって、体を壊すまで追い詰められた…… 許される訳ないじゃないですか!」


 杉「 今は大部回復したみたいだけど、一時期は記憶障害も負ったのよね? 彼女…… 可哀想に……山乃くんの怒りも凄い良く分かるわ。本当に怒ってるのよね。貴方が自分の事『オイラ』って言わないんですもの……」


 デスクの杉さんは、オイラの想いを理解してくれる 優しい人だ


 英士「施設側は、ついに『脅し』という言い逃れできないミスを犯しましたからね。 今までご家族や、彼女の友達が必死になって集めた証拠をまとめて戦いますよ。 俺は彼女を守るって誓ったんです。泣き寝入りなんてしませんから」


 杉「 私も協力するわ。この事件は、本当に許されない事だもの。あの……桜王風歌さんのお父様に私もお話を聞きたいわ。連絡先……教えてくれないかしら?」


 風歌ちゃんが傷付けられている事で、オイラは少し冷静さを欠いているんだと思う


 だから、杉さんが第三者の目で物事を俯瞰で見てくれたら


 ありがたいなって


 オイラは、源本さんに連絡して、杉さんの事を伝えると


 倫『こちらからもお願いしたいです』


 源本さんは、そう言われたんだ



 風歌ちゃん……オイラがもう血涙なんて流させやしないんだ……





よろしくお願いします

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