第50話 迷惑掛けられないって嬉しいけどね!
風歌side
『~リモートで初会議を開きたいと思うんだけど……この後いいかな?』
って言ってたのに……山乃さんもリョウくんも私とるなちゃんに良く分かんない事? 言ってからかうだけで
かと思ったら急に
英士『御厨くん! マッタリした時間良いなぁ……なんて考えてる場合じゃないじゃんね!』
涼也『本当ですよね! あまりに幸せすぎて幸せボケしてた!』
ますます分からない事叫ぶし
るなちゃんと
〈山乃さんと、リョウくんどうしたんだろう? 〉
[分かんないよ。でも、ペースにはまっちゃダメよね? ]
目と目で会話してたら
そうよ……話さなきゃいけない事が……
英士『風歌ちゃん、大事な話をしようと思ったのに脱線してゴメンね』
風歌「山乃さん?」
英士『英士って呼んでの下りは後にして……風歌ちゃん
《これ以上Twitterとかにおかしな投稿を続けるならば、覚悟してもらう事になる。と施設から言われたから》は立派な脅迫だよ?』
風歌「山乃さん? 何で?」
るな「私が、パ……倫叔父さんと、冴多先生と夏輝先生に話したの。勝手にゴメンなさい。でもふうちゃんが可哀想で……施設側の対応が許せなくて私……」
涼也『るなちゃん、分かっているから大丈夫だよ。俺も一緒。ふうちゃんを脅した奴らに怒ってんの。可哀想で仕方ないの』
風歌「リョウくん……」
英士 『風歌ちゃん、源本さんが『必ず俺が風歌を。るなちゃんを。涼也くんを。 大切な我が子達を守ってやるからな』『しっかり証拠をまとめて、 施設側と会社に反撃するんだ』って仰られたって……その想いは、オイラも同じだよ』
私……嬉しかったの
山乃さんの、リョウくんの、るなちゃん。そして……パパの想い。冴多先生と夏輝先生の優しさに
涙が出たの
英士.涼也side
涼也『俺も同じ想いだからね。ふうちゃん。るなちゃん! ふうちゃんが山乃さんに『迷惑掛けられない』って想いに、るなちゃんも俺に『迷惑掛けられない』って嬉しいけどね!』
英士『オイラを心配してくれて嬉しいけどね! 『るなちゃんありがとう。私も山乃さんにお付き合いは待って下さいって伝えるね』は風歌ちゃん! 無しだかんね!』
涼也『『私もリョウくんに迷惑掛けたくないの。だから、リョウくんにお付き合いは待って下さいって伝えるね』るなちゃん! あり得ないんだからね!』
よろしくお願いします