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第46話 好きだよ…るなちゃんが好き

 夏輝『不安で仕方ない女の子には好きと伝えてあげて』

 ──

 涼也side


 from涼也 toるなちゃん

《るなちゃん? 電話で話したいけど、俺が悪いんだもんね?》


 マジで俺何やってんだろ? 


《伝えたい事があるんだ。るなちゃん。 いつも、俺のメールに優しい言葉で励ましてくれたりありがとうね……やっぱり直に話たいな。リモートで話出来る? OK? NO?》


 チクタクチクタク……


 返事来るかな? てか、メール読んでくれてるかな? 


 こんな時、やけに大きく響く時計の音


 俺の心音と連動してる


 fromるな toリョウくん

 〈OK〉


《ありがとう……》


 ──


 画面越しの

 るなちゃん……不安そうだ


 涼也「るなちゃん。メールとか電話さ、るなちゃんからもして来てよ」


 るな『……でも……でしゃばったりとかする子は迷惑でしょ?』


 涼也「何でよ? 迷惑なんて思わないよ? 好きな子からの電話やメールだよ? 幸せな気分になるに決まってるじゃん」


 るな『え?』


 涼也「俺が守りたいのは、るなちゃん。優しくして欲しいのも、優しくしてあげたいのも、るなちゃんだから。好きだよ。るなちゃんが好き」


 るな『す……き?』


 涼也「俺はるなちゃんが好きだよ」


 るな『ウソ……』


 涼也「……ではありません」


 瞬間大きくて綺麗な瞳に涙を浮かべたるなちゃん


 涼也「 大切なこと伝え忘れるとかさ。情けない俺でゴメンね。傷付けてゴメンね。俺の好きはただの好きじゃなくて。るなちゃん、御厨涼也と付き合って下さいませんか? お願いします」


 チクタクチクタク


 うぅ長い……


 るなちゃんを傷付けたんだもん……許して貰えなくた……


 るな『リョウくん、桜王るなと付き合って下さいませんか? お願いします』


 嬉しい! 


 俺の答えはOKって分かってるはずなのにね? 


 祈る様に両手を組み合わせて目をギュって瞑ってさ


 可愛い過ぎでしょ! るなちゃん! 


 涼也「お互い両想いですね」


 可愛い彼女が出来ました


 俺がキミを守るよ……


よろしくお願いします

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