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第39話 彼女達の不安の訳

 風歌「るなちゃん何かあったの?」


 るな『ふうちゃんは? 何かあった?』


 風歌.るな


 小さい時から

『ふうちゃんとるなちゃんは双子みたいだね』


 顔立ち、雰囲気……

 お互いに相手に、何かがあったかな?

 って……言わなくても分かっちゃうの


(話してみようか……)


 るな『で、リョウくんに『俺にもその優しさ、分けてちょうだいよ……』って言われたの』


 風歌「……るなちゃん! 良かったね!」


 子供の頃からリョウくんが好きなるなちゃん……

(何が不安なの?)


 るな『あの……『俺が守りたいのは、るなちゃん。優しくして欲しいのも、優しくしてあげたいのも、るなちゃんだから』って……けど……ス、スキって言われてないもん』


 風歌「るなちゃんを守りたい。優しくしたい。優しくして。スキとしか聞こえないから大丈夫だよ!」


 私がそう言ったらるなちゃん少しだけ安心したみたい

(リョウくんたら大事な事言わないなんて……)


 ──

 風歌「初めてみんなの部屋で『初めまして。凄く寂しい曲だね』って言われた時……も、2回目に『犬の絵を描いてみて下さいませんか?』『はい。描けたよ。ワンちゃん』『上手ね』ってと初めて会話を交わした時も……」


(優しい人なのね)


 風歌「紙芝居の前にリモートで画面越しにね、私ね……前髪を切りすぎちゃったのをクイックイッって引っ張ってたら『風歌ちゃん? 何してんの?』って。大笑いしたの」


 とか


 風歌「ヤマノエイシさんは 《山乃英士》さんて書くんですって」


 とか


 お茶目なふうちゃんと山乃さんのエピソード……可愛い過ぎるよ


『オイラは、ライターの仕事をしています。冴多ちゃ……冴多先生よりお話を頂きました。お父さんの源本さん、御厨くん、るなちゃんの共通の思い。介護施設で起きた事をうやむやにしたく無いという思いに。風歌ちゃんの思いに……協力したいと思いました』


 ふうちゃんを救いだしてあげて下さい……


 風歌「『あぁ抱きしめてあげたいよ……』って……」


 るな「凄い真っ直ぐな思いだね『あぁ抱きしめてあげたいよ……』それってスキって事だよ。大丈夫!」


 端から見るとスキって分かるけど……スキがほしかったよね? 


 ──

 るな「ふうちゃん他には何があったの?」















よろしくお願いします

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