第32話 嬉しくて、天にも昇る気持ち?
英士side
紙芝居の後、 どうしても風歌ちゃんに逢いたくなっちゃって、冴多ちゃんに
『風歌ちゃんと 話をする事って出来るかな?』
って。電話したらさ
心紀『ふうちゃん、 頑張ったからね。心が疲れちゃったみたいでさ。滝田先生が『 風歌ちゃん大丈夫かい ? 心がザワザワする感じがするでしょ? しばらくベッドに横になって休もうか?』って 仰られて休んでいるからね……』
そうだよね? オイラ考え無しに、自分の思いを優先してさ ……それでも冴多ちゃんは、滝田先生にどうかって聞いてくれてさ
心紀 『オッケー出たよ! 但しリモートでだけど……ゴメンね。でも、 ふうちゃんに確認したらさ『逢いたい……』って英ちゃん良かったね』
冴多ちゃん優しいよね……滝田先生にも深く感謝したんだ
けど、風歌ちゃんがオイラに『逢いたい』って言ってくれたの、 すげぇ嬉しくてさ
天にも昇る気持ち?
大げさだよね。って思うかもしれないけどさ。だってすげぇテンションが上がっちゃったんだもん
電話が終わって応接室に戻ると
源本さんは
『風歌の事で、冴多先生と話し合いの時間を頂けたんで…… 今日はこれで失礼するよ』
丁寧な挨拶頂いてさ
御厨くんは……
涼也『 これからるなちゃんに逢いに 行きますんで……ふうちゃんを宜しくお願いしますね』
ってさ……
紙芝居の前ね
涼也『山乃さん。お聞きしたい事があるんです。いつかお願い出来ますか?』
僅チクリとした胸の痛み……
そうだね……御厨くんと話ししなきゃだよね……
よろしくお願いします