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第117話 少し先の夢見る未来②(倫&風音)

 将来を考えて、戸建の住宅を新築する事に決めて


 倫「お陰様で、生活に困らないくらいの預金はあるからな」


 英士.涼也.心紀「さすが! 倫さんカッけぇ!」


 倫「イヤ、今まで意地でも仕事を成功させてみせる! って感じで貯めた良いけど、中々使う場所がなくてな。将来の家族の幸せの為に、使う為に頑張って来たんだな。って思ったら、今までの事は決して無駄じゃなかったんだって……」


 風歌.るな「パパ……」


 俺はバカか……


 倫「風歌、るな。 ゴメン言い方が悪かった……あの……」


 風歌.るな「パパ! 大丈夫! 分かってるよ。パパが会社の為に、源本家の為に頑張った事。逢うたびに、こんなに沢山の物買ってくれて大丈夫なのかな? って子供心に心配になるくらいに良くしてくれた事分かってるから!」


 月乃「仁さんが亡くなってからは、それまで以上に、るなと、ふうちゃんの"父親"として、私にも沢山の愛をくれたわ。倫、ありがとう。それに……赤ちゃんの事は両親にこれ以上ない親孝行をしたわ……」


 姉貴……


 両親は22年前の事を深く悔いていて『源本家の跡継ぎ』云々の事を望まないと言ってはいたけど……


 子供が授かった……と報告した時の表情は嬉しそうで……


 心の中に秘めていた願いを、叶えてあげられた事


 俺も、昔のわだかまりが全て洗い流された様に感じて、素直に良かった……って思ったんだ


 倫「風歌、るな、姉貴ありがとう。けど……カッコ付けたけど、預金も必要だしさ。五年ローンは組んでるから……」


 涼也「五年ローンなんて……中々さ。やっぱり倫さんはカッコ良いですよ」


 心紀「俺も、倫さんを見習って、将来を見据えて計画的に貯めよう」


 英士「本当に倫さんは、一本義で、俺、尊敬してます」


 夏輝「風音さんが、明るく、暖かな家庭を整えているから倫さんが頑張れるんだと思うわ」


 倫「本当に夏輝さんの言う通り、風音が家庭を整えてくれるから、俺は頑張れるんだ。英士くん、涼也くん、心紀くんも、それぞれの良さがあって。それぞれの方法で、男として愛する女性の為に頑張れば良いんだから」


 英士.涼也.心紀「はい!」


 風歌.るな「弟かしら? 妹? 楽しみね!」


 風音「私も、ワクワクが長く様に性別は聞かないつもりなの」


 愛する妻と、娘達のなんとも言えないホンワカさに、俺は涙が出そうな程、幸せだったんだ


 ──

 そして……

 2021年 9.30


 予定日から二週間すぎても、生まれて来てくれなくて

 生きた心地がしなくて……


 風音の年齢の事を考えて、帝王切開にて


 俺と風音の元に来てくれた


 天使



 源本瞬みなもと.しゅん



 倫「風歌と、るなの弟は、お姉ちゃんに似て親孝行だぞ。俺は8.30日生まれ。風音は9.10生まれ。母親の生まれた月に、父親の生まれた日に生まれて来たんだからな!」


 風歌.るな「瞬ちゃん……可愛い!」


 月乃「倫は間違いなく、親バカになるわね(笑)」


 風音.夏輝「うふふ」


 心紀「美しい心で、赤ちゃんを見つめている、俺の夏輝さんも」


 涼也「純粋な心で、赤ちゃんを見つめている、俺のるなちゃんも」


 英士「慈愛に満ちた瞳で、赤ちゃんを見つめている、オイラの風歌ちゃんも」


 英士.涼也.心紀「可愛いなぁ」


 倫「俺なんかより、三人の方がさ、絶対に将来親バカになると思わねぇ?」


 少し呆れて、女性陣に確認を取ると、苦笑いされたのがちょっと納得いかなかったけど……


 俺は人生で最高な時を迎え

 幸せだったんだ












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