第108話 生涯を共に歩んで下さいませんか?結婚して下さい(倫&風音)
倫「姉貴、気を効かせて買い物に行ってくれたんだな……」
風音「源本くん?」
倫「風音……苗字じゃなくて名前で呼んでくれないかな?」
風音「……良いの?」
倫「良いも何も、 俺がそうしてくれって頼んでんだから……」
風音が小さくため息を付いて……
風音「この前の話し、少し考えさせて下さい。って答えた。……とても嬉しくて。大号泣したの」
倫「それは……俺と一緒に時を過ごしてくれる……って事?」
風音の瞳には光るモノが……
倫「もう、誰の言う事も聞かない。会社も業績を伸ばした。これからは。俺の為の人生を生きたい……その中には、風音がいて欲しい……一緒に笑って。悩んだら二人で解決して。風音……俺と生涯を共に歩んで下さいませんか?」
風音「私の中では淡い青春の想い出だ。って心の整理を付けたはずだったのに……一方で風歌ちゃんには一目もう一度逢いたい想いが溢れて……倫くんに再会した瞬間想い出にはなっていなくて……倫くん……私と生涯を共に歩む。あの日の約束はまだ有効ですか?」
倫「風音。心配いらない。二人なら乗り越えられるよ。俺と、風音と、生まれて来る子供と幸せな家庭を造り上げて行こう? うん。有効だよ?」
あの日の約束……果たせなかった約束……
風音「倫くん。心配いらないわよね。今なら、二人で乗り越えられるよね。私と、倫くん……幸せな家庭を造り上げて行きましょう。風歌ちゃんは幸せを掴んだから心配いらないわよね?」
倫「あぁ心配いらない。二人で幸せになろうな。風音愛してる。俺と結婚して下さいませんか?」
風音「はい。二人で幸せになりましょう。倫くん愛しています。私と結婚して下さい。宜しくお願い致します」
二人して
悲しくなんか無いのに……
幸せなのに……
涙が溢れてしかたなかったんだ……
チュッ
誓いのキスは涙の味がした……
よろしくお願いします