12話 ---派閥相談---
市から帰って義母上にお茶会派閥の立ち上げについて聞いてみた。
「ん?お茶会派閥?娘たちのみで行っている限りでは問題はなかろう。何より其方が絡んでいるのであろうモノなら他家から文句が出る事はないわね。」
そんなものか。でも僕が絡んでいるからって…
「其方は他の公爵夫人からも気に入られておる。なにかあっても其方の名前を出せば全て解決です。」
僕の名前は免罪符ですか?。
「所で、」
「な、何ですか義母上?」
「何も『問題』はおきなかったでろうな。」
「はい、何も。皆さん楽しまれておいででした。」
ウチの騎士たちは優秀ですので。
…陰でサクッと殺った事案がなかったか確認しておこう。
「『傷物にした』とか申して婚約をねじ込まれとうないからの。其方やファルシオンの相手は妾の目にかなったものでないとねえ。」
義母上に決めてもらう気はありませんが。
とは言っても貴族たるもの、政略結婚の意味は必ずついて回る。覚悟はしておこう。
「で、気になる令嬢は居るのかえ?」
多少は僕の気持ちには譲歩してくれているようで、
「気になるも何も、今までの令嬢は全て御姉様ばかりで後はミケリール嬢かスーザリーネ嬢くらいですよ」
「そうであったの。」
リル嬢も一応御姉様だし。
先日のお子様舞踏会でもそれほど交流無かったですし。
「何か考えておこうかの。」
いえ、しなくて結構です。…とは言えない。
「アマリアーヌ様のお眼鏡は必要ありません。」
「ラーヤはわかってくれる?」
「はいヒロ様。ヒロ様のお相手は私が見極めます。」
「…ラーヤ…」




