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オプティカルマジック《修正版》  作者: 愉魅夢
新劇観劇と月市
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10話 ---再銀貨亭---

「いらっしゃいヒロ君。もうみんな集まっているよ。」

「ヒロ兄。遅いよ。」


市歩きが終わって銀貨亭に戻ったが、今回は僕らが一番最後だったようだ。


「今日は僕らが最後だったか。ごめんね。」


みんなが集まった後は今日の市巡り反省会だ。


「今日も面白かったですわ。ヒロ様。面白かったでしょう、リルちゃん。」

「御姉様方ってこんな楽しい事してらっしゃったんですね。」

「ヒロ様達のお誘いの時のみですわよ。普通ならば何人か騎士を引き連れて無いと安心して回れませんもの。騎士並みにお強い侍従に素敵な騎士御姉様。それ以外にも王都警備の一翼を担う公爵家ならではの対応ですわ。そうですよねヒロ様?」


そうなのだ。

公爵家は、常設の衛兵とは別に王都の警備を任されているのだ。

一般的には、都民のいざこざ、犯罪は衛兵が。貴族、騎士関連トラブルや犯罪組織等は公爵家騎士団が。というようにはなっているのだが…


騎士が巡回しているだけで、犯罪の抑止力にはなってるし、隠密部隊は、市井の噂どおり陰で『サクッと』っているらしい。


「別に僕らが街に出ているからなわけではありませんよ。王都警備は公爵家としての務めなのですから。」

「ヒロ様がそう言われるのでしたら、そういう事にしておきましょう。」


そう。あくまでも隠密部隊は『隠密』なのだ。

けど、ばれている様子。悪役ではないが令嬢侮りがたし。


「でも御姉様方との楽しみも今日だけってことは残念ですわ。」

「そうですわね。…決めましたわ!リルちゃんもスーちゃんも、今度、私のお茶会にご招待しますわ。」

「タニア御姉様。そうなるとお母様の派閥が…」

「御心配には及びませんわ。私は成人しているのです。私自身が派閥を作っても問題ありませんわ。」


ほんとに問題ないんだろうか?後で義母に聞いてみよう。


「もちろんヒロ様方もお誘いいたしますわ。来ていただけますわよね。」


何気に『圧』がすごいな。

拒否できる雰囲気ではない。ここは無難に、


「都合がつけばお邪魔させていただきます。タニヤ御姉様」

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