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オプティカルマジック《修正版》  作者: 愉魅夢
魔法の概要学習
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9話 ---詠唱常識---

皆の「…………」は詠唱を口ずさんでいたのだ。


ベティの場合は無詠唱だが、体内操作なので身体強化の一つとみなされている。

寒く乾燥した日に<ビリッ!>と来たのをきっかけに、意識してその<ビリッ!>をコントロールできるようになったとの事だ。


今の魔法の常識は『詠唱+魔法名で発動』ということだ。

・詠唱で魔法をイメージし 魔力を集め

・魔法名をトリガーにして魔力を魔法へ変換する。


『詠唱破棄』=『魔法名で発動』はこの2工程を、魔法名のみで一気に行う。

詠唱を繰り返すうちに『詠唱短縮』⇒『詠唱破棄』ができるようになるそうだ。


それならばそのまま続けていれば『詠唱破棄』⇒『無詠唱』となりそうだが、


「必ず魔法名は口にすること。そうしないと『神』はその魔法をお認めにはなりません」


という教会談


その談が正しければ『無詠唱魔法』は『神』に認められていない魔法ということになる。

最悪、異端扱いだ。

ラーヤが厳しく言うのが解る。



「チリ~ン」

鈴が鳴る。

ケーキが焼けたようだ。

取り出してもらうと、表面にちょっと焦げがあるが、上出来だ。

型から取り出し藤の台に置き、ミニ蚊帳をかぶせておく。


「おやつ時まで冷ますので手を出さないように。皆さん、後片付けをお願いします。」

「え~、まだ食べられないの~。いいにおいするのに~。生殺しだよ~。」

「イリス!我慢だよ。ヒロ様がこのように仰られるということは、置いておくと美味しくなるんだよ。」

「でもお姉ちゃん。」

「ほら、ラーヤ様を見て。ラーヤ様も必死に我慢なされているのよ。」

「えー!いつものラーヤ様だよ。かわんないよ。」




…なんでアリスにはバレたのかしら?

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