表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オプティカルマジック《修正版》  作者: 愉魅夢
異母弟とのふれあい
33/791

3話 ---御迎準備---

「イリスフェン=レインと言います。まだ見習いの身ではありますが、よろしくお願いします。」


姉がドジッ娘属性なら、妹はツンデレ属性か?そんな印象だ。


「僕はこの部屋の主フィロルウェイン=ルーフィンです。今日からあなたはこの部屋付きの見習いです。見習いなのでまだ専属にはできませんが、仕事上は専属として扱います。よろしいですね。」

「なな、なんでこんなよ(モゴモゴ…)」

[なな、なんでこんな幼児が流暢に喋れるの~!]


彼女は後ろから姉の谷間に頭を挟まれ口を押さえられていた。

ああっ僕も谷間に挟まれたい。じゃなくて、ナイスフォローです。アリス。


「今、何か聞こえたようですが…気のせいですか。」


こんな事で声を張り上げてたら侍女失格だよ。ラーヤには頑張って『教育』してもらわないと。


「僕の事は『坊ちゃま』ではなく、『ヒロ』と呼んでください。彼女の呼び名は『イリス』でよかったですか?アリス。」

「はい、ヒロ様。私共もそう呼んでいるので問題ありません。」


名前が分かった時点から皆を愛称で呼んでいる。

アリス、ベティ、ガーリィにドコデ、モドア

逆に僕の事は『ヒロ』と呼ぶよう言いつけている。

しかし、さっきの様子だと彼女。『ヒロ』と呼び捨てしかねないな。

ふとラーヤと目が合う。


[大丈夫です。私がしっかり『教育』いたします。]


と、目が語っていた。


「午後には、弟のファルシオンが来ます。いつも綺麗にしていただいてるのは解っていますが念のため部屋の掃除をお願いします。それと、壊れてはまずいものは片付けておいてください。」


昨日の様子から分かるように弟は乱暴者だ。結構甘やかされて育ったらしい。ここはひとつ『お兄ちゃん』が教育してあげますか。


ちょっと、絵本の『仕込み』しておこうか。

「モドア、アリス。ちょっとこちらへ来てください。」

「「ヒロ様、何でございましょうか?」」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ