第二十話 ホラーゲーム
識代Side
「!」
私は自分のベットから飛び起きた。背中には脂汗が垂れている。
よかった。あれは夢…‥嫌な夢だっ
「おはよーございまぁス」
「!?」
その声は、私のスマホから聞こえてきていた。
「あれれぇ~?もしかして今までのは悪い夢とか思ってましタ?」
「…‥‥」
そこには、スマホいっぱいに映し出された玉虫色の髪を長く伸ばしていた
美少女が映っていた。
「ま、何でもいいけどネ。何か分からないことがあったら気軽に呼んでネ!」
「‥‥‥じゃあ、一つ質問」
「はいはイ。なぁんでも答えちゃいますヨー、あ、私のスリーサイズは教えないケド」
「貴女、なんて呼べばいい?」
「あ?…‥‥アー、」
その少女はすこし悩んだように腕組みすると、‥‥‥
「私はユーカ。このスマホに追加されたAIだヨ!」
「えーあい?」
「ええ?もしかしてAI知らない感じィ?」
「知ってます!」
ユーカはにやにやと笑っている。まるで私の反応を見て楽しんでいる様に。
AIがここまで感情豊かなんて…‥
「じゃあもう一つ質問」
「はぁイ?」
「何で私を解放したの?」
「解放ゥ?ヒャッヒャッ!」
そのAIとは思えない笑い声を高々と上げ、ユーカは口走った。
「なぁに勘違いしてんのォ?解放されてたらこんなの埋め込まないでショ!バァーカ!」
「ムカッ!」
「怒っちゃったァ~?ヒャッヒャッ!」
何だこのAI、人に尽くそうという気が微塵たりとも見られない。
「最後に!」
笑いをかき消すように声を張り上げ、私はそのいけ好かない
人工知能に問いかけた。
「誰にも必要とされない人間が集められたんだよね?」
「そうですヨ」
「じゃあ、私は不要な人間なわけだ‥‥‥」
「うんうン。」
(相槌打ってんじゃねえよ)
「乙音にも?」
「必要とされなくなった理由は自分が一番わかってるでしょーヨ。あんなことしちゃあネ!」
「…‥‥」
(それもそうか。そうだよね)
「あ、そろそろお時間だネ。ちょっと会えなくなるヨー」
「え?」
ユーカの映っていた画面は、突如として黒い画面に切り替わり、
さらに、ユーカによく似た美しい女性が映し出される。
「皆さん、おはこんばんにちわ。さて、混乱している方も多いとは思いますが、
進行させていただきます。まぁ、かたっ苦しい説明なんて面倒ォなだけなので、
簡潔に。皆さん、オープンなクローズドゲームをお楽しみください」
そして画面には、
ホラーゲーム・スタート




