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ERRORsGAME  作者: あああ
チュートリアル ゲーム開始
1/39

第一話 開幕

読者の皆様、こんにちわ。あああです。初投稿で、


いろいろと至らない点があるかもしれませんが、そこは、温かい目で見守ってください。

 清道Side


 目が覚めたのは、俺の家にあるものの倍の広さのある、高級なベッドの上。


 (俺の部屋はこんなんだったか?)


シミ一つ無い真っ白な壁紙。そして、この空間に似つかわしくない古風なちゃぶ台。


その上に、成神・清道(なるかみ・せいどう)と書かれた紙が、携帯端末の上に乗っている。

俺はその紙を手に取り、握り潰す。


すると、黑が一面に広がった携帯端末に、玉虫色が映った…‥‥




 伊月Side


「おーい、起きた?」

 

俺はその声で、重い瞼を開けた。長い髪をツインテールでまとめた妹の顔が目に飛び込んだ。


(ネオン?)


「何だよ~、ネオン。今日は日曜だぞ。せめて午後まで寝かせてくれ」


すると、両頬に痛みが走り、目が覚めた。彼女が俺の両頬を叩いたのだ。

よく見ると、目が死んだ魚の腐敗バージョンじゃない。普通だ。

それに、ネオンは胸が無かったな。この人は普通よりある。


「あのね、私は五十嵐・天音(いがらし・あまね)。ついでに言えば、今日は月曜よ」


そうか、今日は月曜か。月曜……。


「月曜!?」


俺はベッドから飛び起き、天音を突き飛ばし、ベットから降りようとしたが、

スリッパがない。いつもは置いてあるはずなのに。


「痛たた…‥‥私がいる時点で普通じゃないって気づきなさいよ。攫われたのよ。

 貴方も、私も、ね」


真っ白な部屋に、ちゃぶ台。出口は無し。ちゃぶ台の上に、如月・伊月(きさらぎ・いつき)

と書かれた紙。そして携帯端末。その携帯端末に、玉虫色が映し出された‥‥‥


 さゆりSide 


考えろ!考えろ漆間(うるしま)・さゆり!!なぜこうなった?

私は、(ちまた)の不良相手に、喧嘩してたはずだ。そう、いつも通りに。

でも今回は、かなり強い奴が紛れ込んでいて、気絶した。


の、はずなのに……、何故私はこの気持ち悪いヲタクと二人用ベッドで寝ていたんだ!?


「ハァ、ハァ、」


「気持ち悪い!!臭い!!寄るな!来るな!!近づくなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 


私は、そのキモヲタを蹴りつけたが、全く意に介していない。


「ウッホ————!!拙者のヲタク人生で、最も最高の瞬間でござる!!この肝川・御宅(きもがわ・おたく)、死んでもいいでござる!!」


その時、携帯端末に、玉虫色の髪を持つ美少女が、ソファに寝っ転がりながら、

扇風機を付けていた姿が映し出された。


清道・伊月・さゆりSide


映し出された姿に5人の頭に?マークが浮かんだ。


「あー、あっついわぁ。何でここはこんなに暑いのかしら」


「お、お嬢!!もうカメラ回ってんだぁ」


声の主は映っていないが、なまった低い声が聞こえてきた。少女は、バタバタと慌てて、

ソファに座りなおす。


「そ、それを早く言いなさい!!‥‥‥さて、皆さま。今回は(わたくし)、ユーカの試作のゲームをプレイして頂き、誠に、誠にありがとうございまぁす」


ユーカはそういって、深々と頭を下げた。


「皆様には、特殊能力プレイヤーズアビリティを、授与させていただきました。

 皆様のその能力を使い、このゲームを切り抜けて下さい。詳しいルールはお手元の端末にて、

 お調べください」


そして、ユーカは声高々に宣言する。


「それでは!!皆様の健闘と生存を祈りまして、恐縮ですが、宣言させていただきます!!


 野郎ども!!この戦いに勝ち残り、ママのもとに帰りたいか!!


 クソアマども!!こんなゲーム終わらせて、早くベッドにイキたいかぁ!?


 ならば殴れ!ならば殺せ!!死が死を呼ぶデスゲーム!!


ERRORs・GAME!!新たに参加者を交え、開幕!!」

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