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紅華~紅ノ華、赤ノ上二咲キテ~  作者: Riviy
第四陣 カクレンボ
53/135

定時報告



「こちら白桜。獲得した情報を報告致します」



倭征之途わせいのみち

今のところ、異変が見られない稀な都、いや、()()()。名前の通りに和風が多いが、西洋のものも多い。異変が見られないために武器を持つ事や争いを嫌う者が多い。「平和な都」と『勇使』は称する。

だがこの都では行方不明者が多く、その多くが二度と帰って来ないで死体で発見される。これは固有能力と共通能力を後天性に植え付ける人体実験が原因と噂されている。この実験に成功した者は少なく、自我を保っていたとしても異常である化け物となって襲いかかる。化け物は人間の姿をし、無感情に同胞を殺める事から『眼』と呼ばれる。「平和な都」と称されていたために抗うすべを持った者は少なく、辛うじてある部隊が『眼』討伐を担っている状態。

ただし、原因についてはあくまで()なので確証がなく、信用するに値せず。



大和やまと

前世からの親友と兄弟を探しているが、兄弟二人が危ないと思い、居候している。オカン。実力的には『眼』討伐を担っている部隊に所属できるほど。わたくしが誘い、『勇使』候補となる。固有能力は〈三つの声(ボイス)〉(補助系・結界系)。

武器は薙刀。

176cm(+2cm)、24歳

第一人称・俺 第二人称・おめー


きょう

千の兄。本当は上にもう一人兄がいるが行方不明になったっきり帰って来ない。敬語。武器は太刀であるが、その実力は低い。鍛えれば強くなる。大和や侑氷にイタズラをするが大抵返り討ちに遭う。

武器は太刀。

178cm、21歳

第一人称・私 第二人称・君


せん

京の弟。三人兄弟の末っ子なため、いろいろ興味深い。一番上の兄と共に行方不明となった親友を待っている。紅葉と雛様をかけてわるにした性格。武器は大太刀であるが実力は中くらい。鍛えれば強くなる。紅葉によると恐ろしいほどの大食い。

武器は大太刀。

170cm(+4cm)、17歳

第一人称・オレ 第二人称・君


侑氷ゆうひ

固有能力〈異形変異〉(共存系・変化系)を持つ少年で大和の友人。彼の前世事情を知っている信頼出来る友。大和が居候すると云うことで自らも能力を操れるように練習している。普段は狐や猫、犬、梟、鳶などの姿をしている。実力は大和と同じ。大和がオカンならこっちはオトン。めっちゃ着崩してる。

武器は槍。

164cm、23歳

第一人称・ぼく 第二人称・おまえ



「報告は以上になります。大和様に関しましては手続きが済んでおりませんので候補です。恐らくですが、相方は侑氷様かと……まぁ彼ら次第ですのでわたくしがどうこう言える事ではありませんが。しかし……原因は分からず仕舞いです。嗚呼、申し遅れておりました。『勇使』の相方…この場合は部下と云った方が良いでしょう。そのうちの二人、『隻眼の双璧』がわたくし達を襲いました。この都の異変である『眼』と共に。勝率はないと判断し、逃亡致しましたが……」

「……はい。目的は不明ですが、わたくし達…『勇使』を狙っていたように感じました。候補である大和様には見向きもせずにわたくし達だけでしたので断言は出来かねます。『勇使()』の指示なのかどうかも不明です。『隻眼の双璧(彼ら)』の……お願いします。なのやら不穏、と云うか意味深げな事を仰られておりましたので。おや、もうこんな時間ですか。申し訳ありませんが、この辺で失礼させてもらいます。今後も捜索に力を注ぐ所存です。では」

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