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儚き雪

作者: 雪奈


真夜中、空から降ってくる。


この暗黒を月の代わりに照らし落ちてゆく。


それは白いのに儚い。


まるで羽のような、白。


電灯の灯かりを反射させ、辺りを照らして落ちる。


しかし落ちたら、消える。


儚く消える。


しかし、全て消えるわけではない。


少しずつ、ほんの少しずつ積もってゆく。


それでもじきに消えていくだろう。


積もってはきえ、積もってはきえ。


そして、消える。


その後にできるのは、水溜りのみ。


雪は白い。


白いけれども、穢れを感じる。


しかし、その穢れを感じさせない儚さがある。


しかし、冬は終わってしまう。


そして春はやってくる。


そして、私はこう言う。


「来年もよろしくね」


っと。




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― 新着の感想 ―
[良い点] 切ない雰囲気のストーリーに対して 最後の一言がさっぱりしていて ギャップに意外性があって面白かったです [気になる点] >白いけれども、穢れを感じる。 >しかし、その穢れを感じさせない儚さ…
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