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父親と母親

今回は少し短めです。




「はーい、リオンちゃん、もうすぐご飯だからね〜。ちょっとあなた!そんなとこで剣なんか振ってないで、早く準備しなさい!」

「分かったわかった、だから包丁だけはこっちに向けないで?な?」

「・・・・・・なら早く準備しよっか?」

いつの時代も、どこの家庭も母が強いというのは事実であり、あの強靭な肉体を持つ父がぶるぶると震えながら準備に取り掛かろうとしている所を見ると、俺はああはならないようにしようと、心に決めた。

「リオンちゃんも一緒に準備してくれる??」

「勿論です、お母様。すぐに準備します。」

「「・・・」」



俺は『6歳』になり、ようやく喋ったり、立てるようにな年齢になった。母や父は相変わらず優しく、前世の親と比べるまでもないくらい良い母親と父親だった。「何か欲しいものは無いか」とか、「何か食べたい物はないか」など、色々言ってくれるが、いつも俺は遠慮し、壁を作っていた。


その理由として、俺は未だに他人を信用できず、誰も信じられていない。


また殴られるのでは。また、蹴られるのでは。


そんな事を毎日考えていた。








眠くなり、歯を磨こうと、リビングから離れている自室から、リビングを通る洗面台まで行こうとした時、声が聞こえてきた。


「リオンちゃん、私達が触ろうとすると何故か震えるのよね・・・それに、いつまで経っても我儘を言ってくれたりせずに未だに敬語だし・・・・・・私達何か不安にさせることをしたかしら?」

「いいや、してないし、大丈夫だ。俺達の息子はそんなヤワじゃない。それに、こんなに可愛くて天使みたいな子を不安にさせる事なんか俺たちがする訳が無いだろう?敬語なのも、なにかリオンの考えがあるんだよ。」

「それもそうね。リオンなら大丈夫。きっと、なにか考えがあるんだわ。」

「ごめんなさい、少しトイレに・・・て、え!?リオンちゃん!?」


俺がいない所で、こういった話をするという事は、本当のことなんだろう。

前世では考えられない、本当に良い母と父を持ったと、改めて感じた。


「ごめんなさい、お父様、お母様。聞き耳を立てるつもりは無かったんですけど、話し声が聞こえてきて、つい・・・」

「いや、いいんだリオン。それより、そんな寒いところじゃなくて、こっちに来なさい。」


父が俺にかける言葉は、どこか温かく、優しい声色だった。母も優しく微笑み、俺に暖かいお茶を出してくれた。


「リオン、正直に話してほしい。俺達のことは嫌いかい?」

「そんなことわ!!ないです。でも、俺わ・・・・・・」

「いや、いいんだ。大丈夫。その言葉を聞けただけで嬉しい・・・・・・ほら、メルシーのお茶が冷めない内に飲みなさい。」


父が何も聞かなかったのは、俺が何か考えていると思っているのと同時に、本当に俺の事を大事に思っているからだろう。


おれは瞬間、涙が溢れ、止まらなかった・・・


「リオン!?どうしたの?どこか悪い所があるの!?あなた、すぐに病院へ「大丈夫です!」 」

「え?」

「ごめんなさい、ちょっと感傷的になっただけです。すみません・・・」

「リオン・・・」


それから少しの間、俺が泣き止むまで父と母は背中を摩ってくれた。そのおかげで、余計に涙が零れ、泣き止むのにもっとかかった気がするのだが、それは言わないでおこう。


「もう・・・大丈夫です。ありがとうございます。」

「ううん。大丈夫。平気よ。ねぇ、あなた?」

「あぁ。安心しなさい。大丈夫だ。」

「・・・・・・・・・・・・俺、実は人に触れられるのが怖いんです。理由はいつか話しますが、決してお父様とお母様が原因ではありません。それだけは言えます。」


俺が喋り出すと、なにも言わず、只只首を縦に振って、話を聞いてくれた。


「俺は人間不信というか、あまり人を信じられないんです。だから、いつもお父様とお母様が優しく接してくれているけど、いつかもし嫌われたりしたらと思うと、中々自分を出せなくて・・・」

「そんなことは絶対にない。俺達はリオンを嫌ったり見捨てたり絶対にしない。これだけは絶対に約束する。」

「えぇ。私達はリオンの事を嫌いになんてなるはずが無いわ。だって私達は・・・・・・」


2人が顔を合わせ、笑顔で俺に向かって・・・


『『愛しているから』』














こんばんは!

ツナマヨと申します。

実はこの物語は、私が実際に体験した話でもあるので、今作品は結構気に入ってます。

だからなんじゃーい!!って感じなんですけど、気に入ってもらえたら嬉しいなぁ。とか思ったり!

まだまだ未熟ですが、応援してくれたら嬉しいです。

ではでは、皆様良い一日を!

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