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プロローグ


家族は好きだろうか?


友人は大切か?


誰もが1度は考え、嫌い嫌いと言いながらもなんだかんだ世間の子供は好きと答えるだろう。


俺は嫌いだ。『否』である。

俺が小学生と同時に母は離婚しすぐに再婚した。最初は良い父親だと思い、毎日帰りを待っていた。


しかし、小学2年生の頃になると、父は俺に手をあげるようになった。最初の方はビンタだけであり、軽い注意だと思っていたが、次第にエスカレートしていき、最終的には痣があるのは日常茶飯事であった。

母は見て見ぬふり。なんなら俺が少しでも気に触ることをしたら父に裏で言い、また俺が手をあげられる。

あげくに学校では信用できる友達や先生はいない。

毎日のようにできる痣を不気味に思い、遠ざかっていく友達を何人も見てきた。


まったく笑える話である。


何が友達だ。


なにが家族だ。


そんなもの、いらない。消えてしまえばいい。







家に帰れば父から虐待という名のプレゼントが待っているので俺は今のように夜遅くまで歩くことが多かった。

今日はやけに涼しく、夏ならではの夜の香りが漂い、少し湿った汗がそよ風で消えていく。まるで『最期』の日のような感覚で、ぼーっと歩いていると前の方で男性と女性が喧嘩をしていた。全く、やるなら他所でやってほしいものだ。

そんな痴話喧嘩おそらくをしてる2人を横目に呆れた表情で通り過ぎると、俺が見た光景はあまりにも痴話喧嘩とはかけ離れていた。


「───待って!やめて!誰か!たす─」


女の人がナイフを持った男に襲われていて、今にも刺されそうなとこだった。


助ける?いや、むりだ。ただでさえ身体も心もボロボロで、誰かを助けることなんて。まして、そんな勇気──


「お、おい!やめろ!け、警察呼ぶぞ!」


口が震える。慣れてないことはするもんじゃない。

男が険しい表情をこちらに向け、向かってきた。

避けようとするも、身体が動かない。


『グサッ』


お腹が熱い。痛い。アタマがぼーっとしてくる。

あぁ、これが死ぬってやつか。実際死ぬ時ってこんなもんか。走馬灯ってやつは別に起きなかったし、大してなにも変わらない。

お姉さんは逃げれたかな?これで逃げれてなかったらさすがに俺も恥ずかしいんだが。


やっと、開放される。やっと楽になれる。



来世は幸せに・・・なりた・・・い・・・・・・・・・














『こんばんは!坂田なぎさくん!あ、こんにちはかな!おはようかも!いや〜災難だったね!まぁこれも全部僕が悪いんだけどね!ははははは!』

誰だこいつ。てかここどこ?めちゃくちゃ真っ白な部屋なんですけど。

『ぼくは神だよ!地球の神。そして、ここはぼくの仕事部屋だね!』

神と名乗るこの人は、見た目は女の人で、翼が生えており、なんというか、そのー…胸がでかい。元々俺が想像してた神と少し似ている。


というか、


「俺喋りました?声に出してないはず…あ、心が読める的な感じですか?」

『そうそう!君頭いいね!まーそれは置いといて、君死んじゃったんだけど、このまま天国にいく?それとも〈転生〉する?』

「転生!ラノベみたいな異世界いって冒険するみたいな?」

『うん!そうそう。君のことずっと見てたんだけど、すごい今まで苦労してきたよね?だから次の世界ではもっと楽しく幸せに生きてほしいなって思って。』


転生…か。正直不安でしょうがない。また虐待され、友達が離れていくも…でも、!


「お願いします!幸せに…幸せになりたいんです!」

『…OK!じゃあ転生させる。君が生まれ変わる世界は───』







赤ちゃんの産声と共に目が開ける。この産声はおそらく俺の声なんだろう。

目の前には茶髪ロングで目が青く、とても美人な人が男の人と泣きながら抱き合っている。男の人は白髪で少し長く、イケメンで、鼻が高い。

この美人な女の人は母で、男の人は父だと思った。本能がそう言っている。


「メルシー、やっとおれ達の子が産まれたね。本当によく頑張ってくれたね。ありがとう。」

「えぇ、あなた!本当に嬉しいわ…!こんなに可愛くて愛おしい子なんて存在するのね!」

「あぁ、おれ達の子供だからね。これからもっと幸せになろう!」

「えぇ、もちろんよ、あなた…」


おいおいおい、なんかお熱いけど、赤ちゃんの前でイチャつくのかウチの母と父は。


「そうだ、名前を決めよう。なにか案はあるかい?」

「えぇ、もう決めてあるの。この子の名前は───」





『〖リオン・ウルフドール〗よ』







初めまして、ツナマヨと申します。

今作品は2作目で、中々上手く書けませんが、楽しく書いていきます!

良ければ感想、いいね、お願いします!

すこしでも応援して下さったら幸いです。

では、今からユニバ行ってきます!

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