番外編 陽菜の過去
ついに陽菜の過去が分かる…!?是非読んでみてください!短いですが(笑)
「ねーねぇ…実はね、私、勇気先輩の事が好きなんだ。」
「へ?ほ、本当に…?」
突然の事に驚き、心臓の音が聞こえる。
「美香…!もう告白したの…?」
「これからする…。陽菜が先輩のことを好きなのは知ってた。
でも…どうしても諦めれないの。」
「わ、分かった…。」
なんで…?
美香、好きな人いないっていってたのに…。
* * *
私は、美香を引き留めなかった。
何故なら、自分が勇気先輩に告白しても、良い返事は貰えないと分かっていたからだ。
だって、美香はスタイル抜群、顔もよし、性格もよしの美人さんだもの。
そんな事を思いながらフラフラと駅のホームに向かっていた。
すると、周りが急に暗くなり、綺麗な女性が現れた。
うわぁ…綺麗な人…!
私にこのぐらいの美貌があればなぁ。
「そなた…この人生に悔いはないか?」
突然問いかけられてビクッとなる。
「え…と、こ、れは…?」
そう答えると、女性はまちくだびれたように持っていた豪華な扇をバシッと閉じた。
「あるか、ないか!」
「ありませんっ!」
思えば、勝手に声が出ていた。
その人の目がものすごくキラキラと輝いてきた。
「そうか…!ではこのゲームに入る人がようやく…!」
この人は一体誰なのだろう…。
超絶美貌を持つ彼女とは…?
それを知るのはもっと先の事なのだった。
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