卍 魅力的な悪役 卍
「日本学術会議」の騒ぎを観て感じる既視感て あいちトリエンナーレ2019や今年初めの、アーティストにもコロナ補助金出せっていうアレと同等というか。
高等人種だと「自認」する知識人が行政に口汚く文句垂れながらながら同時に助けろと。
我々に疑問を投げつけるのは許さんけどカネ出せ地位を担保せよって……。
抗議者に対する上から目線な反論とか、象牙の塔の住人らしい社会性に欠けたコメントとか、基本反日であるところとか、やたらと学問や言論の自由を振りかざすとことかとにかくデジャヴなんよね。
それまでろくに聞いたこともなかった組織のことをトピックになったからってあげつらうのもなんだけども、活動内容からして本来は巷の話題に上らなければならない組織であったわけだし、それが誰も知らなかったというのは、いかに仕事してなかったかってことよな。
しかも学問で国を豊かにしようという組織が、それとは真逆の活動を行っていたという。
知識階級を叩きだすってある種の末期症状だと思うからあまり良いことではないんだけど、それを避けたいなら大先生たち自身がもっとしっかりするしかないのだ。そういう意味で今回の6名切り捨てはまさに綱紀粛正であったと思う。
それは
ともかく
悪役の土台としてはすごっく魅力的なんですよね。
だってやってることがほぼショッカーかブラックゴーストかってくらいだし。
それもね、最初の動機はたぶん善意――独善の結果なんですよ。
いいよねそういうの。
頭のいい人が何百人も集まって、たぶん長老会議みたいなのが何十年も前に決めたメソッドに従い続けたわけです。
いわく「日本は悪!日本の科学発展を阻むことこそ世界の平和に繋がるのだ!さ、地上の楽園を作るため社会共産主義に協力するよ!」って。
それでみんな馬鹿になって、たぶん全共闘時代のイキリ具合を延々持続してお上に唾吐くことこそ使命と信じ続けてる。
このへんは偉い先生方もオールドメディアたる新聞TVも同じ。
すぐ政府与党批判に繋げるところなんかまさに。
日本の社会も世界も変化してるのに、気付かないか反発している昭和の学生運動世代おじさん、「日本学術会議」の騒ぎはその本格的な終焉の、はじまりかもしれません。